©WRC PROMOTER / Daniel Fessl
今季はMスポーツ・フォードからWRC2に参戦するアドリアン・フルモーが1月5〜7日にオーストリアで開催されたヤンナーラリー（ターマック）にフォード・フィエスタ・ラリー2で参戦して優勝。WRC開幕戦ラリーモンテカルロ（1月19〜22日）に向けて完璧なプリペアとなった。
フルモーは、木曜日午後の開幕ステージではセカンドベストタイムだったが、本格的に競技が始まった金曜日には首位に立ち、その後はその座を譲らなかった。
WRC PROMOTER / Daniel Fessl
このラリーに設定されたオーストリアとチェコの国境に近いステージは、10月に開催される今季のWRCの新規イベント、セントラル・ヨーロッパラリーでも多くが使われる予定。今回、路面に雪はなかったものの、コンディションやグリップレベルが変わりやすい状況で、フルモーは設定された17SSのうち8本でステージウインを獲得した。
オーストリアの強豪、サイモン・ワグナー（シュコダ・ファビアRS ラリー2）に9.7秒差をつけて優勝を飾ったフルモーは「このリザルトには本当にハッピー。この週末はすべてが完璧で、フィエスタ・ラリー2も素晴らしくダーティなコンディションでの動きが本当によかった。ラリーモンテカルロに向けて、最高のプリペアになった」と満足を見せた。
現在27歳のフルモーにとって、今回のラリーモンテカルロは5回目の参戦。2019年に初めて参戦し、この時は総合10位、WRC2の2位と見事なリザルトを収めている。
