トヨタ・ガズーレーシングは、ダカールラリー2023大会でナッサー・アル-アティヤがダカールラリー連覇を果たしたほか、ジニエル・ド・ヴィリエールが4位、ヘンク・ラテガンが5位と、3台のGRダカールハイラックスT1+が揃ってトップ5で完走した。また、チームランドクルーザー・トヨタオートボデーはランクル300 GR-Sのデビュー戦で市販車部門1‐2フィニッシュを飾り市販車部門V10を達成、日野チームスガワラが投入したハイブリッドシステム搭載の日野600もトラック部門総合10位でのフィニッシュを果たした。
この結果を受けて、トヨタ自動車の豊田章男社長がコメントを発表した。
(以下、チームリリース)
ダカールラリー2023 フィニッシュ後のコメント
トヨタ自動車(株) 代表取締役社長 豊田章男
TOYOTA GAZOO Racingの3台のハイラックス、
チームランドクルーザー・トヨタオートボデーの2台、
そして日野チームスガワラの“HINO600”、
すべてが16日間のダカールラリーを走り切りました。
6台のチームの皆さま、
8500Kmの厳しい道をおつかれさまでした!
ファンの皆さま、応援いただきありがとうございました!
アル-アティヤ選手、ボーメル選手は、
2年連続の総合優勝おめでとうございます!
長く厳しいダカールの道では
“乗りやすいクルマ”でないと勝つことができません。
ダカールに挑み続けることで
ハイラックスは“もっといいクルマ”に
鍛えられていきます。
ハイラックスを鍛えてくれてありがとう!
チームランドクルーザー・トヨタオートボデーの皆さん、
市販車クラスV10おめでとうございます!
バソ選手、ポラト選手、クラス優勝おめでとう!
三浦選手、リシトロイシター選手は
横転もあってV3ならず…。
少し残念でしたが、ランクル300 GR-Sでの初ダカールを
走り切ってくれてありがとうございました!
横転したランクルを
1日で修理したメカニックのみんなの頑張りにも
感謝しています。
メカニックのみんなも本当におつかれさまでした!
横転の後、三浦選手から我々に届いたメッセージを、
この場で紹介させてください。
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「三浦選手から届いたメッセージ」
ランクルはどこへでも行き、
そして、帰って来られるクルマ…、
まさに“そんなランクル”に助けられた前半戦でした。
今年のダカールは本当に厳しく、
全てが順調に進んでいるわけではありませんが、
そんなラリーだからこそ、
ランクル300を鍛えるために
ふさわしい舞台になっていると思います。
後半戦まだまだ難しいステージがありますが、
ここまで来たら
“とことん難しいステージ来い!”と思っています。
そんなステージこそ、
ランクル300のポテンシャルを発揮するチャンスだと
僕たちは信じていますので、
後半戦、改めて集中して挑みたいと思います。
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ランクル300(量産車)の
開発ドライバーも務める三浦選手が、
こんな気持ちでダカールに挑んでくれている…、
ランクルはもっともっといいクルマになっていける
と心から思えました。
チームランドクルーザー・トヨタオートボデーが、
来年もっと安心して走れるよう
我々トヨタ自動車も“もっといいクルマづくり”を続けます。
チームランドクルーザー・トヨタオートボデーのみんなには
「来年も、もっと難しいステージ来い!」と思いながら、
また次の挑戦に向かっていってほしいと思っています。
V11そしてV12に向けて“一緒に”がんばりましょう!