WRCシリーズ第4戦ラリートルコのデイ2が4月17日(土)に行なわれ、セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が首位となった。2位はペター・ソルベルグ(シトロエンC4WRC)、3位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRSWRC)。 以下4位ダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、5位セバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)、6位キミ・ライコネン(シトロエンC4WRC)と続いている。
ラリートルコ、デイ2は合計8本のSSが用意され、いくつかのステージはターマックのセクションも含むミックスサーフェイスステージだ。かなりラフなグラベル路面と、ややバンピーなターマック。各チームはサスペンションのセッティング、そしてスペアタイヤの搭載方法などタイヤマネージメントに知恵を絞り選手たちをコースへと送り出した。
天気予報どおりイスタンブール郊外のペンディクは上空に雲が広がり、ステージでは時々雨が地面を濡らした。先頭スターターを務めることになった総合1位のオジエにとっては願ってもない天気。路面の表層を覆う滑りやすいルーズグラベルが、雨によって多少ではあるが落ち着くからだ。実際、オジエはSS14まで首位をキープ。ベテラン勢に負けない安定した走りで総合1位の座を守り続けた。しかし、SS15でオジエは不運にもパンクに見舞われ、タイヤ交換で約3分をロス。ポディウム圏外の5位にまで順位を落としてしまった。
オジエの脱落によりトップに立ったのは、デイ1で5位だったローブだ。ローブはステージごとにじわじわとポジションを上げていき、SS15でオジエに代わって総合1位に。前日の4位から2位に浮上したソルベルグに16.2秒差をつけデイ2を締めくくった。2位ソルベルグと3位ヒルボネンの差はわずか1.1秒。さらに、そのすぐ後ろには5.1秒差で4位ソルドがポディウム登壇を狙う。ラリー最終日、デイ3はこの上位4人が優勝争いを繰り広げることになるだろう。
なお、デイ1で6位だったヤリ-マティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRSWRC)は、デイ2オープニングのSS10でコースアウト。転倒して大きく遅れてしまったが、なんとか12位でラリーを続けている。