第3戦ヨルダンのデイ2、オープニングステージでサスペンションにダメージを負い、戦線離脱となったミッコ・ヒルボネン。その後最終日のスーパーラリーへは出場し、完走を果たすも20位というポイント圏外でのフィニッシュとなった。
これにより選手権争いは3位に転落し、1位のセバスチャン・ローブとのポイント差は31となっている。
第4戦の舞台となるトルコはミックスサーフェイスとなり、非常に走りがいのあるコースが続く。しかしここで過去に優勝したこともあるヒルボネンは、開幕戦の再来を狙う。
イスタンブールの新拠点地近くで行なわれたイベントに参加したヒルボネンは次のように話している。
「今年のトルコはドライビングもステージも新しくなるから、レッキでペースノートをきちんと準備しないとね。でも新しい場所でラリーをするのはとても楽しいんだ。
僕は新設ラウンドでの成績がいいんだ。去年ポーランドそしてオーストラリア、おととしはノルウェー、ヨルダンで勝っている。どうしてかは分からないけれど、もしこの記録をトルコでも伸ばすことができたらとてもうれしいよ。
ヨルダンではつまらないミスをしてしまったから、トルコでは挽回しないといけない。そうしないとトップとの差は縮まらないからね。新ルールが適用されて以来初めてのミックスサーフェイスのラリーになるから、なにか今までとは違ったことが起きる可能性はある。昔はこういった路面はWRCではつきものだったけれど、ここ何年かは使用が許可されていなかったからね。新しい挑戦が始まるわけだ。スタート前にアスファルトのセクションで、どう対処したらいいのかを見極めておくつもりだよ」