2月3〜4日に開催されたフィンランドラリー選手権第2戦クオピオラリーに、WRCスウェーデンに向けた準備を兼ねて参戦したトヨタの勝田貴元とヒョンデのエサペッカ・ラッピ。両者とも、ラリー1マシンで「FIAラリー1‐WRC2003」クラスに参戦したが、ラッピはクラス2位、勝田はテクニカルトラブルのためにリタイアとなった。
ラリーは4日の1デイで行われ、サービスを挟んで4SSを2ループする構成。SS1(14.16km)はラッピがクラスベストタイム、勝田が1.2秒差で続いた。このステージ、ラリー2クラストップのテーム・アスンマーには21.6秒差をつけている。ラッピはこの後もベストタイムを連発。一方で、2番手でラッピに食らいついていた勝田は、SS6でテクニカルトラブルのためにリタイアとなってしまった。一方、それまでに5分以上の差を築いていたラッピも、SS7でコースオフ。観客の手を借りながらコースに復帰したが、10分以上もタイムロスを喫してしまい、クラス2位でのフィニッシュとなった。
勝田は「最後まで走り切れませんでしたが、ラリースウェーデンに向けていい準備ができました」とSNSにコメントを寄せている。勝田は、ラリーフィニッシュの2日後にWRC第2戦のスウェーデンに向けて出発した。