今週開催されるWRC第2戦ラリースウェーデン(スノー&グラベル)では、2022年最終戦ラリージャパンでWRC2タイトル獲得を決めたエミル・リンドホルムが、タイトル防衛に挑むシーズン初戦を迎える。
雪不足解消のために拠点を北部のウメオに移して開催された昨年のWRCスウェーデンでは、リンドホルムは悔しい結果に終わっている。
「SS2の高速区間でコントロールを失ってしまい、ディッチにはまってしまった。これで自分のラリーが終わってしまった」と振り返るリンドホルムは26歳。今季は新型のシュコダ・ファビアRSラリー2をドライブする。WRC2部門では、ヨーロッパ戦6戦中ベスト5戦のリザルトに加え、ヨーロッパ外イベント1戦分のポイントをボーナスとして加えることができる。
「昨年の二の舞いになってはいけない。スウェーデンでは最大ポイントを獲得して、いい形で滑り出したい」
このスウェーデンでは、地元出身、21歳のオリバー・ソルベルグもWRC2タイトルを目指しての戦いを始める。開幕戦のラリーモンテカルロでは選手権外で参戦したが、クラスベストを10本たたき出しており、母国イベントに向けてモチベーションを高めている。
「WRC2ポイントを狙って参戦するのは、このスウェーデンが初めて。ファビアRSラリー2でのWRC参戦はまだ2回目だが、ファンを大いに盛り上げるような走りがしたいね」