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WRCスウェーデン:オープニングのSS1はカッレ・ロバンペラがベスト、勝田は5.6秒差の6番手タイム

©TOYOTA

2023年シーズンWRC第2戦のスウェーデンは、2月9日(木曜日)にオープニングとなるSS1が行われ、トヨタのカッレ・ロバンペラがMスポーツ・フォードのオィット・タナックに1.6秒差をつけて首位に立った。3.1秒差の3番手にはトヨタのエルフィン・エバンスがつけている。

シーズン唯一のスノーイベントとなるラリースウェーデンは、今年で70回目の開催を迎えた。今年もサービスパークが置かれたウメオのノリア・エキシビション・センター近郊の「レッドバーンアリーナ」を舞台に、5.16kmのSS1「Umea Sprint」でラリーの幕を開けた。林道と最大40mのビッグジャンプも含むレッドバーンアリーナを組み合わせたSSには、厳しい寒さにもかかわらず今年も多くのスペクテイターが詰めかけている。

M-SPORT


大観衆の歓声が響くなか、ベストタイムを記録したのは先頭スタートのロバンペラ。「ライン上にルーズスノーがあって少し滑りやすかった。それほどいいドライビングじゃないかったけど、問題はない」と語り、2番手のタナックに1.6秒差をつけてみせた。3番手は3.1秒差のエバンス、3.9秒差の4番手にエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)、5.0秒差の5番手にティエリー・ヌービル(ヒョンデ)が続く。5.6秒差の6番手タイムを記録した勝田は「ちょっと慎重な走りになりましたが、本格的なステージは明日からなので」と、コメントを残した。

HYUNDAI


また、今回がWRCデビューとなるTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生は、小暮ひかるが50.6秒差の47番手、山本雄紀が53.8秒差の48番手、大竹直生は56.0秒差の49番手で、初のSSを走り切っている。

競技2日目はSS2〜SS8の7SS、SS走行距離は106.76km。オープニングとなるSS2は、日本時間2月10日の16時30分にスタートする。

WRCスウェーデン 1日目暫定結果
1. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3:23.3
2. O.タナック(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +1.6
3. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +3.1
4. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) +3.9
5. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +5.0
6. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +5.6
7. C.ブリーン(ヒョンデi20Nラリー1) +6.7
8. P-L.ルーベ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +10.8
9. J.フッツネン(シュコダ・ファビアR5) +11.4
10. O-C.ベイビー(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +12.3



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