WRCスウェーデン:タナック「予想以上の滑り出し」最終日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCスウェーデン:タナック「予想以上の滑り出し」最終日コメント集

©M-SPORT

WRCラリースウェーデン、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。古巣のMスポーツ・フォードに復帰して2戦目で勝利を挙げたオィット・タナック。フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1に慣れて優勝争いに持ち込むには数戦はかかるとしていただけに、タイトル争いを好発進できたことに満足を見せた。
(カッコ内は順位の前日比)

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合優勝(=)
パワーステージ:4位
「かなり素晴らしい、まったく悪くない。このラリーを迎える時には、どうなるかまったく予想がつかなかった。ラリーに向けて、自分たちが最速になることはないと理解はしていたが、平均的なペースを高くキープして、ライバルとも対等に戦えたことに満足している。チームとして、悪いステージがなく、どこでもタイムロスがないようにした。これが鍵だった。スウェーデンは独特で、1年に1回しかこのようなラリーがない。メキシコも同じで、先頭でラインを開いていくのは大きなアドバンテージにはならないね! 選手権の滑り出しとしては素晴らしいかたちだ。予想以上かもしれない。もちろん、まだ改善できる点は多いし、今後もペースを高めていくつもりだよ」

■ピエール-ルイ・ルーベ/総合6位(=)

M-SPORT

「何よりも、オィット、マルティン、チームのみんなを心から祝福したい。この週末は、Mスポーツにとって大きな成果となったし、自分もその一翼を担えたことを心からうれしく思う。自分たちも、この週末からポジティブなことがたくさん得られたと思う。金曜日は良かったし、上位陣のペースにくらいついていった。セカンドベストタイムもマークできたし、スノーやアイスの経験が少ないことを考えれば、この点にはかなり満足していいと思う。このマシンで思い切りプッシュする自信が不足していた時もあったし、そんな時はタイムもロスしたが、全体としてハッピー。試練だったが、たくさん学んだことがあったし、次のメキシコでのまた違うチャレンジを楽しみにしているよ」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■クレイグ・ブリーン/総合2位(=)
パワーステージ:5位

Hyundai Motorsport GmbH

「WRCでまた上位争いができるようになったことは、もちろん素晴らしいことだ。この週末、何度も言ってきたように、フィーリングを感じられなかったがポディウムが現実的に見えない難しい時期を経て、感覚が戻ってきた。ジェームス(フルトン、コ・ドライバー)にとっては初めてのポディウムでもあるので、彼にとっても素晴らしい結果。このスウェーデンでの成果を誇っていいと思う。自分たちを支えてくれたチーム、隙のない仕事をしてくれたジェームスに、最大の感謝を贈るよ。この素晴らしいチームとマシンに戻ることができて、感無量だ」

■ティエリー・ヌービル/総合3位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「金曜日の走行順が早いために厳しい展開になったので、このような好リザルトは予想していなかった。自分はイベント前テストで体調が悪かったのでこのイベントに向けての準備があまりできなかったから、3位に戻ってこれたのは最高だ。チームとして、3クルーすべてが素晴らしいパフォーマンスと速さを見せて、強いラリーができた。クレイグとジェームスが2位、エサペッカとヤンネはパワーステージで5ポイントを獲得と、この週末は最高にポジティブな収穫が得られた」

■エサペッカ・ラッピ/総合7位(↑)
パワーステージ:1位

Hyundai Motorsport GmbH

「この週末は、ポジティブなことがたくさんあった。リザルトは思うようなものではなかったが、ラリーに向けていい準備ができたし、ペースはあった。今回は2位も可能性があったので、そのことには喜んでいいと思う。特に、土曜日のことがあったからね。パワーステージではベストタイムを狙っていた。それに足りるような走りができたとは思っていなかったが、でも結果的にそれが達成できてボーナスポイントを獲得できた。次のメキシコはまったく違うタイプのラリーではあるが、この勢いをつなげていかなくてはならない」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■カッレ・ロバンペラ/総合4位(=)
パワーステージ:3位

Toyota Gazoo Racing WRT

「かなり難しい週末だったが、最終的にはかなり満足していいと思う。金曜日の最初のステージは、トリッキーなステージ1本だけで30秒以上をロスし、そこを2回走行したが、フィニッシュの時点で25秒差だったので、この環境の中でかなりいいラリーをしたと思う。最終日の最初のステージはすぐにいいタイムが出せてティエリーとも戦っていたが、2本目では轍の深いコンディションでペースがとにかく上がらなかった。週末を通してハードにプッシュしたが、ステージの2ループ面ではタイムがでなかった。少なくともメキシコでは先頭走行ではなくなるし、新鮮な気持ちで迎えることができるので、いいラリーにしたいね」

■エルフィン・エバンス/総合5位(=)
パワーステージ:2位

Toyota Gazoo Racing WRT

「今回はタフな週末になり、期待していたこととも、取り組んできたこととも違ってしまった。個人的には、マシンに十分自信を感じることに苦戦し、自分自身もミスを何度かしたことで遅れを取った。その意味では、少なくともポイントを獲得できて良かったが、自分たちはもっといいパフォーマンスやリザルトを目指してラリーに出ている。イベントの後に、見直しを行い今後につなげたい部分がいくつかあるが、スウェーデンは独特なイベントだ。ここからはグラベルにスイッチすることに集中しなくてはならないし、メキシコを楽しみにしている」

■勝田貴元/SS17でラリーリタイア
「週末を通してマシンのフィーリングはとても良かったです。金曜日のアクシデント後、チームがマシンを修復してくれたおかげで、土曜日と日曜日のステージでは今後に役立つ多くの経験を積めました。残念ながら最終日はラリーを走り切れませんでした。パワー不足が感じられ始め、エンジニアがマシンのデータをチェックしたところ問題があることが分かったので、ラリーを続けることができなくなりました。ここでいい結果を出すことができずチームに申し訳なく思いますが、次のラリーではいいパフォーマンスを発揮できるように頑張ります」



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