3月16〜19日に開催されるWRC第3戦ラリーメキシコ(グラベル)でWRC2にエントリーしているガス・グリーンスミス。ラリー2マシンでの準備としてラリーに臨んだが、そのイベントがスノーコンディションとなり、予想外の展開となった。
昨年はMスポーツ・フォードのワークスドライバーとしてラリー1マシンで参戦してきたグリーンスミス。今回のWRCメキシコではトクスポーツがプリペアするシュコダ・ファビア・ラリー2をドライブするため、その準備としてポルトガルで開催されたグラベルイベント、ラリービエイラ・ド・ミーニョに参戦した。
WRCメキシコでは暑くダスティなコンディションが予想されるが、このポルトガルの2デイラリーでグリーンスミスが直面したのは、雪に大雨と真逆のコンディション。さらにラリー2の後続車より50台近くも先にスタートすることになったため、序盤は路面を除雪する役目を余儀なくされた。
「ラリーは言うまでもなく、期待していたようなコンディションではなかったよ」と語る26歳のグリーンスミスは、最終的には総合2位でこのラリーをフィニッシュした。
「午前中は雪かきをしなくてはならなかったし、午後はウエットだった。いずれにしてもラリー2で走ることはできたし、学んだこともあった。マシンのフィーリングは良かったから、その意味ではハッピーだ。ラリーのスタートに向けてはまだ2日間のテストを予定している」