シトロエンはWRC第3戦ヨルダンに新たな機構を盛り込んだマシンを準備したことを発表。ルーズグラベルでの“砂利掃き”時のロスを減少させるものだという。これが本当ならばセバスチャン・ローブは有利にラリーを戦えるのだが、4月1日に発表されたこのリリースはシトロエンのエイプリルフールだった。
リリースによると、シトロエンC4WRCに盛り込まれたこの仕組みは秘密裏に開発され、フロントバンパーの中に装備されているという。
「ふたつの小さなブラシが、カーボンフロントスポイラーと組み合わせられ、路面をクリーンにし、グリップアップに貢献する。このスポイラーは車両下面の空気の流れを整えることでダウンフォースも向上する」と説明する。
プロジェクトの責任者ネモ・ブルームスティックは続ける「数回のテストセッションを“スペシャルな水中風洞”で行った結果、ブラシの材質はラクダを使用することに決定。今週末の砂漠のステージに最適なものとなった。
この装備により、セバスチャンとダニエル(エレナ)はこれまでの100倍勝利に近くなったと考える」
デイ1を終えてシトロエンのトップはセバスチャン・オジエの2位、ローブは3位という結果。本当にこの装備がついていたならば、先頭走者を嫌ってペースをコントロールする必要もないのだが……。