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クロノスのサポートでベルギー人の若手がIRCに登場

 

 ベルギー人の若手ドライバー、ティエリー・ヌービル(写真左端)が2010年のIRC6戦に参戦するようだ。クロノスのサポートを受けたプジョー・ベルギーからプジョー207S2000に乗る予定という。その6戦とはカナリア、サルディニア(イタリア)、イプルー(ベルギー)、バルム(チェコ)、サンレモ(イタリア)そしてスコットランド(英国)だ。

 プジョー・ベルギーチームは2007年にベルンド・カジエをドライバーとして迎えて活動を開始。その後08、09年にはフレディー・ロイクス、ニコラ・ブイヨーとともにIRCに参戦している。そしてチームは今年ヌービルとともシリーズに戻ってきた。

 ヌービルのナビゲーターを担うのはニコラス・キリンジャー。彼は08年にニコラ・ブイヨーがIRCにおいてタイトルを獲得した時のパートナーだった人物で、キリンジャーはヌービルがベルギーラリーにおける有望株のひとりだと評価している。

 クロノスチームの代表、マルク・バン・ダレンは次のように話す。
「プジョー・ベルギーといっしょに仕事ができてすごくうれしい。ヌービルの才能については疑う余地はないよ。まだ学ぶべきことはたくさんあるけれど、参戦を重ねるごとに学習していくはずだよ。そして彼がキリンジャーといっしょに走るということが重要なんだ。キリンジャーはすごく経験豊富なだけでなく、チームについても熟知している。つまりヌービルはドライビングに集中することができるからね」

 ヌービルが使用するクルマは、カナリア諸島ではチームメイトとなるクリス・ミークが南米ラウンドで使用していたプジョー207。6月のイプルーからはロイクスが使用していたクルマへ変更する。一方のミークはラリーモンテカルロで使用したクルマに再び乗る予定だ。
 なおヌービルは4月26日にカナリア諸島でテストを行なう予定。



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