WRCは、今季第5戦ラリーポルトガル(5月11〜14日、グラベル)から以降、ドライバーに、ラリーごとに最も大きなジャンプを披露したドライバーにボーナスポイント5を与えることになった。
“4月1日”に行われたこの発表は何カ月にもわたる水面下での話し合いを経て行われたもので、2023年のカレンダーの残りの各グラベルラリーでは、事前に指定されたジャンプポイントで最も遠くまで飛ぶことによりドライバーが最大5ポイントを獲得できるようになる、としている。
WRCポルトガルでは、パワーステージにも指定されるファフェの終盤に設定される名物ジャンプ、ペドラ・センターダが指定されているとのこと。このステージは2回走行するため、各ドライバーの2回のジャンプで大きい方がカウントされる。
この新ルールの導入により、ドライバーは貴重なポイントを求めてこれまで以上にジャンプに挑戦し、スペクタクルなアクションを披露してくれることが期待され、様々なWRCラウンドの象徴であるジャンプがより魅力的なものとなる。
この新しいポイント獲得ルールに対するドライバー陣からのコメントは得られていないが、全会一致の支持を得たと理解されている。
と、WRC.comは毎年「エイプリルフール」に、何かしらの発表を行っている。「速報」として投稿されたWRC公式SNSには、オリバー・ソルベルグが「WRC2部門にも設定して」とコメント。そのほか「ジャンプの名手、マッズ・オストベルグを呼んで」「4月1日だっていうのは分かっているけど、本当に実現しても驚かない」「マシンに乗ってジャンプ? 乗らないでジャンプ?」「バックフリップでさらに1点」などユニークな返信が相次いだ。