ERC開幕戦ファフェで勝利を飾り選手権首位に立つヘイデン・パッドンは、5月に開催される第2戦ラリーイズラス・カナリアス(スペイン、ターマック)をスキップするという当初の予定を、見送るには時期が早すぎるとして撤回する決断を下した。
ERCでは、全8戦中ベスト7戦のポイントがカウントされる。ニュージーランドを本拠地とするパッドンは、5月6〜8日に開催されるカナリアスをスキップする予定にしていたが、後半のカレンダー日程が詰まっていることと、ヒョンデi20Nラリー2でのターマックでの走行経験が不足していることから、BRCレーシングチームとの話し合いの結果、気持ちが変わったようだ。
「当初は、カナリアスを“ドロップ”ラウンドにする予定だったが、それではシーズンの中で早すぎるということになり、チームと一緒に話し合い、タイトル争いを強化するために何が必要かを話し合って決めた」とパッドン。今季は母国ニュージーランド選手権にも参戦しており、APRC戦も併催された開幕のオタゴラリー(グラベル)では大差をつけてイベント10度目の勝利を飾っている。
(Graham Lister)