フェデリコ・ビラグラは、今週末のラリーアルゼンチンに向けてフィエスタS2000をテスト。130kmほどを走行し、好感触を得たようだ。
アルゼンチン国内では8年連続チャンピオンを獲得するトップドライバーであるビラグラだが、S2000マシンをドライブするのはこれが初めて。
「とにかく乗ってみて驚いたよ。とてもいいという評判は聞いていたけれど、これほどとはね。もちろんNAだからパワー自体はWRカーと比べるべくもないが、ハンドリングをはじめ、シャシー性能もブレーキのフィーリングもバッチリだ。ギヤボックスは機械式だからそれだけ気を遣えば問題ない。表彰台の頂点も狙える可能性があるマシンだ。これまで何度もラリーアルゼンチンには出場しているから、そういった意味でのアドバンテージはあるだろう。だけど、先日三菱ランサーの33mmリストリクター仕様をテストしたけど、驚くほどパワーアップしていた。グループN勢はラリー本番でも侮れないと思うよ」と、ビラグラのコメントには自信もうかがえる。
カラーリングはWRC同様アルゼンチンのミュンヒスになる予定だ。