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ARAオリンパス:スバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメナックが優勝、リア・ブロックがスバルBRZでクラストップ

©Subaru of America

米国の国内ラリー選手権、アメリカン・ラリーアソシエーション(ARA)第3戦オリンパスラリー(グラベル)が4月22〜23日、ワシントン州シェルトン周辺で開催され、スバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメナック(スバルWRX STI)が優勝。セメナックは、開幕から3連勝を飾ったことになる。

オリンパスは歴史的にサバイバルラリーとなることが多く、今回もテクニカルなステージは雨に見舞われ難しいものとなった。今回は、サム・アルベルトがフェラーリのエンジンを積んだ2004年型スバルWRX STIを投入するなど新たな戦いも予想されたが、競技初日の土曜日は、そのアルベルトが最初のステージでスピンからコースオフ。この日はスタートした75台のうち、16台がリタイアする波乱の展開となった。

Sam Albert

この難コンディションの中、セメナックは、泥だらけのステージをクリーンに走破。土曜日に設定された6SSをすべてトップタイムで並べると、日曜日も全ステージを制覇して完全優勝を決めた。セメナックは2022年のレイク・スペリオール・パフォーマンスラリーから数えて、通算4連勝を達成した。

Subaru of America

Subaru of America

この週末、サービスパークで最も話題を集めたのは、リア・ブロックが見せた見事なドライビングだった。1月3日に父であるケン・ブロックをスノーモービルの事故で失ったばかりだが、父の遺志を受け継ぎ、スバルBRZでコ・ドライバーのリアノン・ジェルソミーノと組んでオープン2WDクラスに挑んだ。ブロックは土曜日を通してクラストップにつけたが、この日最後のSS6で苦戦して首位陥落。しかし、日曜日は巻き返しを図り、総合トップ5にも相当するタイムを披露。最終的に総合7位、自身初となるクラス優勝を飾った。

AMERICAN RALLY ASSOCIATION USAC Series

ARAオリンパス 最終結果
1 B.セメナック(2021スバルWRX STi) 2:08:51.3
2 J.シーホーン(2021スバルWRX STi) +9:47.3
3 P.グルシュカ(2019ヒョンデi20) +15:29.1
4 J.ベイリー(2013フォード・フィエスタ) +17:26.0
5 J.オリバレス(2021フォード・フィエスタ) +18:24.0
6 E.バルダ(2000スバル・プロドライブGC8) +23:33.7
7 L.ブロック(スバルBRZ) +24:28.2
8 D.クラーク(1999 BMW M3) +25:16.6



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