現在WRCで許可されている総SS距離は300〜500km。しかし、今後行なわれるWRCグローバルワーキンググループの会合で、来年以降の距離制限は廃止される可能性が出てきた。
もし来年、最大SS距離制限の撤廃が実行された場合には、かつてのラリーのように耐久的要素の強いイベントが登場するかもしれない。
WRCコミッションのモーリー・チャンドラーは「たしかにワーキンググループで話し合われたことは興味深い。だが同時に、どれだけのラリーが以前のように超長距離で競うことを望んでいるのか、まだ疑問も残る。コストの問題も避けてはとおれまい。たとえば今年のイベントで、いくつが上限ギリギリの500kmに設定にしてくると思う? 私にはそれほど多いとは思えない」
さらに、ワーキンググループはクロスカントリーイベントをWRCに組み込む可能性も調査しているが、その選定には少なくとも2年を要するという。
ひょっとすると、砂丘を欠けるWRカーが見られるかも?