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WRCポルトガル:勝田貴元「金曜日が最も大事になると思っています」

©TOYOTA

今週末のWRC第5戦ポルトガルに臨む勝田貴元。一昨年は4位、昨年はダニ・ソルドと緊張感の高い表彰台争いをみせ、再び4位と好リザルトを残しているラリーだ。本番スタートを前に、意気込みを聞いた。

──今回のレッキはいかがでしたか?
レッキはいつものポルトガルのような感じでした。あとはステージによってはかなりソフトというか、砂っぽいところが多く、特に1ループ目などは滑りやすいので気をつけなくてはならないと思います。昨年とはちょっと違ったセッティングになると思うので、そこは気をつけていきます。最初からいいフィーリングでいけるようにしたいですね。

──これまで良いリザルトを出せていますが、ポルトガルが得意だという意識はありますか?
ステージによって、という感じですかね。カツカツに攻めていなくてもタイムが出るステージもあれば、体感ほどタイムが伴わない場所もあり、少しばらつきがあります。そのあたりを今年のポルトガルでしっかり見極めて、常に良いタイムを刻んでいきたいですね。昨年もトップと遜色ないタイムを出せていますし、同等のパフォーマンスを週末を通じて出すことができれば、良いリザルトにつながると思います。もちろんそんなに簡単ではありませんが、今回はそこを見極めていきたいと思っています。

──何日目が一番鍵になりそうですか?
距離も長いですし、2日目以降のスタートポジションにもかなり関わってくるので、やはり金曜日が最も大事だと思っています。あとは路面のラフさからいっても金曜日ですね。いきなりラフで岩が出てくるセクションも多いので、そのあたりがポイントになるのではないかと思います。去年もパンクする選手がたくさんいましたし、僕もダメージを負いました。

──金曜日はサービスのない長い一日になります。スペアパーツを持って行くなど、何か特別な対策を採りますか?
持って行くスペアパーツについてはエンジニアたちが考えてくれているので、彼らのアドバイスに従います。ステージの間に修理しなくてはならない状況になるかもしれませんし。金曜日にはパンクの危険性が高いので、難しい一日になると思います。

──このポルトガルからグラベルラリーが7戦続きますが、今大会に向けてどのように準備してきましたか?
2年連続で4位でフィニッシュできていますし、ポルトガルは自信があるイベントです。ラフなセクションで常にプッシュするのは難しいですが、テストでのマシンの状態には満足していますし、状況を適切に判断しながら走りたいと思います。
(Keiko Ito)



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