5月20日、初めて参戦するフォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)の予選を迎える2022年WRCチャンピオン、カッレ・ロバンペラ。TOYOTA GAZOO Racingでのチームメイトである勝田貴元は、ロバンペラのドリフト走行について「神がかっているマシンコントロールに注目してほしいですね」と語っている。
今回のFDJでは、日本のクスコレーシングが製作したGRカローラで参戦するロバンペラ。このマシンを初めてドライブしたのは、WRCポルトガルで今季初勝利をマークした3日後だった。ロバンペラの参戦について勝田は「ヨーロッパで参戦しているドリフトマスターズを見ていても、ドリフトでトップを争っている選手と引けを取らないマシンコントロールがスゴいです。ミリ単位でしっかりラインをトレースしていくところなども、本当に神がかっている。ここは、すごく注目して見てほしいですね。カッレが本格的に参戦を始めるまでドリフトはあまり見たことがなかったのですが、ドリフトマスターズのライブをしっかり観るようになって、対応のうまさなどの素晴らしさを感じました。仲のいいドリフト選手がいるのですが、その人に聞いても『スキルが超人的。ラリードライバーがちょっとドリフトに来たというのではなく、ずっとドリフトをやってきたドライバーと遜色がない、むしろそれ以上』だと言うんです」
「実は僕も、少しドリフトに興味がわいてきて。近いうちに一緒にやれたらいいね、なんて話しもしているんです」という話も提供してくれた勝田。まずはドリフト選手も腕前を認めるロバンペラが、この週末、エビスサーキットでどのような走りを披露してくれるのか、注目だ。
FDJでは、公式サイトで競技中のライブ中継を配信している。
予選は5月20日10時10分から1本目の走行が開始。ロバンペラは先頭走者で登場する予定だ。