BPフォード・アブダビは5日間の日程で、メキシコに向けたプレイベントテストをスペイン北部でこなした。ラトバラが開始2日間を担当し、ヒルボネンがその後を引き継いだ。ヒルボネンは2日間グラベルを走行し、残る1日はターマックでのテストも行なっている。
ラトバラはメキシコで2008年は3位フィニッシュを経験している。
「今回はプレッシャーもそれほど感じず、リラックスしてメキシコに行けそうだ。スペインで2日間のテストをしたけれど、酷暑のメキシコではなくラリーGBに最適な天候だったんだ。雨でぬかるんでいるし、早朝の気温なんてマイナス2℃だったよ!
でもなんとかグラベルタイヤに手応えを感じられたし、クルマのセッティングも少しいじることができた。メキシコの高地がエンジンに与える影響は大きい。トップスピードに達するまでに時間がかかるんだ。ミスの影響がいつもより多く出てしまうから、コーナーでラインを外さないことが大切だ。アップヒルの区間では特にね。
幅が広い高速コースが大半なんだけど、土曜日は曲がりくねったセクションがある。路面が粗いわけではないけれど、山から流れ出た水がいくつもの小さな川になって、コースを横切っていたりするんだ。スピードにのった状態で川に入ってしまうと、クルマにダメージを負ってしまうから気をつけないとね」
開幕戦でラトバラが駆った全損マシンはロジスティクスの関係上メキシコには持ち込まれていない。