全日本F3選手権を中心に参戦してきた勝田貴元が、2015年はラリーに集中することを自身のFacebookで表明した。
2014年は全日本F3選手権で活躍するかたわら、全日本ラリー選手権にもスポット参戦。86でターマックラリーに挑み、第6戦京都ではクラス2位、第8戦岐阜ではクラス優勝を遂げるなど、サーキットで培われたセンスを発揮し、関係者を驚かせた。
2015年は「全日本ラリー選手権最高峰クラスにLUCK RALLY TEAM JAPANから参戦」と表明。ラリー1本に絞ることについては、「レースとラリー両方やっていきたいという気持ちももちろんありましたが、両方とも上を目指せば全く甘くない世界ですし、自分の中での覚悟を決めるという意味でも、ラリー1本にすることを決断しました」という。
また、全日本ラリー以外の活動について、「まだどうなるかわかりませんが、今年ヨーロッパ選手権やJ-WRCなどの海外ラリーにも挑戦したいと思っています」と海外進出についても積極的な姿勢を見せている。
祖父の勝田照夫、父であり全日本ラリー選手権チャンピオンの勝田範彦に次ぐサラブレッドが、サーキットレースから本格的にラリー参戦へ──若い才能がラリーでどのように開花するのか、ラリー界だけでなくモータースポーツ界から注目が集まっている。
詳細な参戦スケジュールなどは、発表され次第お伝えする。