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今季のWRCからMスポーツ・フォードに復帰して以来、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1を安定したマシンにするよう、チームに繰り返し求めてきたオィット・タナック。今週開催されるWRC第6戦ラリーイタリア・サルディニア（グラベル）では、その答えが見られるかもしれない。
5年ぶりにMスポーツ・フォードに復帰したタナックは、英国カンブリア州の本社で準備されたマシンを声高に批判してきた。しかし、マルコム・ウィルソン率いる同社は、タナックが2017年にWRC初優勝を果たし、ヒョンデのワークスドライバーとしての最後のシーズンとなった2022年にも再び勝利を挙げたサルディニアを前に、米国のフォード・パフォーマンスからエンジニアのサービスを受けることで対応した。
WRCチーム代表のリチャード・ミルナーは「オィットは速さを示しているし、勝てる力を持っていることも証明している。自分たちは、彼にそれを実現させるよう支え続けていかなくてはならない」と語る。
「彼はまだ選手権争いに残っているし、この週末を終えた時点でポイント争いがさらに激化していることを楽しみにしている」
（Graham Lister）
