MEMプロトンチームのドライバー、アリスター・マクレーのチームメイトの決定について、チーム代表のクリス・メローズは今月末にも発表すると話している。
ベイクウェルに拠点を置くMEMプロトンは、近く行なわれるラリーマレーシアでサトゥリアネオS2000マシンでのセッションを予定している。
これは、APRCやIRCへの出場も視野に入れてのことのようだ。マクレーは2010年のプロトンドライバーとして確定しているが、残るひとつのシートを埋めるドライバーに関して、WRCウイナーのフランソワ・デュバル、スバルドライバーだったクリス・アトキンソン、IRCスタードライバーのアントン・アレンらが、セカンドドライバーリストの上位にいるのではと言われている。
しかし代表メローズは「セカンドドライバーの選定は、そんなに単純ではない」と言う。
「何人かからサトゥリアネオS2000のドライバーになりたいとの申し出を受けており、我々は非常に頭を悩ませている。昨年のラリーGBで2位を獲得したことで、我々のクルマは注目を集めることになった。その結果、セカンドドライバーの候補が殺到してしまい、選定が難しくなっているんだ。現在、できる限り集めたドライバーデータを用いて、フィルターにかけているところだ。
我々の会社としての長期ビジョン、今後モータースポーツへの参戦体制を理解したうえで、ドライバーたちは我がチームに加入したいと言っている。彼らはS2000やワールドラリーとかかわるためには、このチームが最適だと考えているようだ」
メローズによれば、こうしたプロトンへの関心は歓迎すべきものであり、さらなる上位カテゴリーへの参戦を目指すマレーシアのファクトリーの原動力にもなっているということだ。