2月17日にノースワン・スポーツが提案したスケジュールの中身が話題となっている。
リストに挙げられているのは以下の14ラリー。日程についてはまだ明らかになっていない。
モンテカルロ
スウェーデン
メキシコ
ポルトガル
アブダビ
アルゼンチン
イタリア(サルディニア)
トルコ
フィンランド
ドイツ
オーストラリア
フランス
スペイン
英国
このリストから分かることをピックアップしてみよう。
まずモンテカルロ、そしてアブダビが加わっていることだ。
この2年間、ラリーモンテカルロはIRCの開幕戦として(WRC時代以上の盛り上がりをもって)開催されている。WRCをプロモートするノースワン側としてはぜひとも取り戻したい有名イベントのひとつだ。しかしラリーの主催者であるオートモビル・クラブ・ド・モナコはまだ2011年の開催については明らかにしていない。
アブダビでの開催については、ここ数年のWRC、そしてBPフォードへのスポンサーなど資金的な背景も多分に含まれるものと推測される。
次にジャパン、アクロポリス、ニュージーランド、キプロスなどのラリーが外れていることだ。
日本メーカーがメインストリームから外れてしまっている現在、ノースワンとワークスチームにとって日本遠征がどれだけメリットがあるものなのか、疑問符がつくのも事実。今後主催者への取材を含め、ラリージャパンの動向は続報があり次第随時お伝えしていく予定だ。
アクロポリスとキプロスについては同じ地中海ラウンドのトルコとバッティングするため、そしてニュージーランドは前回あまり評判の芳しくなかったオーストラリアと同じオセアニアラウンドということでリストから外された可能性もある。