パイクスピークの6クラスにタイヤを供給する横浜ゴム、2年連続総合優勝を目指す – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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パイクスピークの6クラスにタイヤを供給する横浜ゴム、2年連続総合優勝を目指す

©YOKOHAMA RUBBER

横浜ゴムは、6月25日に米国コロラド州で開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦する6クラス26台以上に、サステナブル素材を使用したレーシングタイヤ「ADVAN A005(ドライ用)」を含む「ADVAN」レーシングタイヤを供給。昨年は、ADVAN A005を履いたロビン・シュートが総合優勝を飾っており、2年連続総合優勝を目指す。
(以下、発表リリース)


横浜ゴム、米国の過酷なヒルクライムレースに参戦
サステナブル素材を使用したレーシングタイヤを供給し2年連続の総合優勝を目指す

横浜ゴム(株)の米国のタイヤ販売会社であるYokohama Tire Corporation(ヨコハマタイヤコーポレーション=YTC)は2023年6月25日に米国・コロラド州で開催される「第101回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に参戦する6クラス26台以上へ、サステナブル素材を使用したレーシングタイヤ「ADVAN A005(ドライ用)」を含む「ADVAN」レーシングタイヤを供給します。グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」45周年となる本年は「ADVAN」最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」のテーマの下、2年連続の総合優勝をはじめ全クラスでの優勝を目指すとともにサステナブルなモータースポーツへ挑戦します。

サステナブル素材を使用した「ADVAN A005」を供給するのは、昨年総合優勝を果たしたRobin Shute(ロビン・シュート)選手。タイヤは本年より「全日本スーパーフォーミュラ選手権」にワンメイク供給しているものと同スペックで、従来タイヤと同等のグリップ性能を維持しながらサステナブル素材比率33%※を達成しています。また、エキシビションクラスで「2021 Tesla Model S Plaid」を駆るRandy Pobst(ランディー・ポブスト)選手へ供給する「ADVAN A005」は、走行時に最も変形が大きくなるサイドウォールのゴムを従来の石油由来のブタジエンゴムからバイオマス由来のブタジエンゴムに変更し再生可能原料比率を高めています。今回、過酷なヒルクライムレースでの実戦を通じて新たな知見を取得し、環境負荷を低減する技術開発をさらに加速化します。そのほか、2022年にオープンホイールクラスで優勝したCodie Vahsholtz選手やタイムアタック1クラスで優勝したDavid Donohue選手など多くの有力選手へ供給します。また、「Porsche Cayman GT4 Clubsport」などで競われる「ポルシェ パイクスピークトロフィー by Yokohama」クラスへのワンメイク供給も継続し、6年連続で「ADVAN A052」を供給します。
※天然ゴム、アブラヤシの実やオレンジの皮から生成したオイルなど各種自然由来の配合剤を活用するとともに、リサイクル鉄や廃タイヤから再生したリサイクルゴム、さらにマスバランス方式の合成ゴムを採用することで原材料全体の約33%をサステナブル素材とした。

「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレース。別名「雲へ向かうレース」と呼ばれ、標高2,862mのスタート地点から標高4,300mにあるゴールまでの約20kmのコースにて競われます。ヨコハマタイヤ装着車は2020年と2022年に総合優勝、2021年に2部門でクラス優勝を果たしています。

横浜ゴムは2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げています。その中で、モータースポーツ活動を先行技術開発および「ADVAN」「GEOLANDAR」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技で培った技術を高性能・高品質な新車用および市販用タイヤの開発にフィードバックしています。

また、サステナビリティ経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げ、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていきます。サーキュラーエコノミーではサステナブル素材の使用率を2030年に30%以上、2050年に100%とすることを目指しています。



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