2月17日、WRCのシリーズプロモーターであるノースワン・スポーツがWRC委員会にイベントのスケジュールを提案した。
ノースワン・スポーツは、ラリーの継続した復興にとって要となるカレンダーの詳細な内容については口を閉ざしている。来年は含まれそうにないが、すでにロシアでのスノーラリーの話や、来年のアブダビでのイベントなども挙がっている。
「カレンダーについて一般的な話だけはできる。詳細はまだ話せない」とノースワン・スポーツCEOのサイモン・ロング。「私たちはローテーションの提案をするつもりはない。14か15のラリーを提案する。すでに述べているように、いくつかの伝統的なイベントと、マーケットの注目を集め、プロモーションになる最良のイベントに焦点を当てるつもりだ。現在のWRCカレンダーには犠牲者がいる。私たちは3月にWRC委員会からWMSC(世界モータースポーツ評議会)にカレンダーが提案されることを望んでいる」
ノースワン・スポーツは2009年と2010年に含まれるWRCカレンダーのなかからベストな14、15ラリーを選ばなければならない。ロングは、カレンダーの追加にあたっては、思いがけない要素が残っていると認めた。「多分、ある新しいマーケットにサプライズがある」
カレンダーは、3月のWMSC会議の後で発表されることになっている。ノースワン・スポーツがWRCに復帰させてとどめておきたいと考えている重要なイベントのひとつがモンテカルロラリーだ。イギリスのラリーGBはほぼ決定。昨年の8月にノースワンスポーツと5年の協定に調印したラリーフィンランドも同様だ。
スウェーデンとノルウェーはともに2011年に含まれる可能性があったが、ロングによればいずれの主催者もローテーションで開催する気はないとのこと。しかし、カレンダーにはふたつのウィンターラリーのための空きがあることを認めている。