WRCサファリ事前情報:シーズンの折り返しは開催70回目の伝統グラベルラリー – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCサファリ事前情報:シーズンの折り返しは開催70回目の伝統グラベルラリー

©Toyota Gazoo Racing WRT

2023年のWRCは、70回目の開催となる第7戦サファリ・ラリーケニア(グラベル)で早くもシーズンの折り返しを迎える。

前戦サルディニアでヒョンデが1‐2フィニッシュを飾ったことにより、ハイブリッドのラリー1マシンで戦うマニュファクチャラー3チームすべてが、今シーズンに勝利をマークしたことになった。サファリ・ラリーケニアが70回目という記念すべき節目を迎える一方で、WRCカレンダー屈指の過酷なイベントに立ち向かうドライバー陣、チーム陣は、首都ナイロビの北部100kmに位置するナイバシャ周辺の難関ステージを無事に走り切ることだけに集中している。

WRCの象徴的なイベントのひとつであるサファリ・ラリーケニアは、川渡り、岩だらけのセクション、上り、窪地、猛暑、そして大雨が降れば滑りやすい路面など、その手強さは侮れない。今大会は、FIAアフリカ選手権も併催され、アフリカの強豪たちもポイント獲得に向けて好パフォーマンスを披露しようと意欲を高めている。

■ラリールート

サファリ・ラリーケニアは、壮大な景観と野生動物が織りなす必見のイベントだ。全19ステージのルートは、ウフル公園でのセレモニアルスタートに続き、ナイロビ郊外のカサラニ・スーパーSSから始まる。

金曜日は、ナイバシャ湖の北岸と南岸で3SSをリピート。土曜日はナイバシャの北部を走行し、エルメンテイタ湖に向かう。金曜日に走行するKedongの距離が短縮されたため、この日のSeeping Warriortは31.04kmと今大会最長ステージとなる。日曜日は新ステージのMalewaから始まり、3SSをリピートする。Hell’s Gate(10.53km)の2回目の走行は、パワーステージに指定されている。

■ラリーデータ
開催日:2023年6月21日〜25日
サービスパーク設置場所:ナイバシャ
総走行距離:1191.06km
総ステージ走行距離:355.92km(SS比率29.9%)
総SS数:19

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3

■マニュファクチャラーズ選手権ノミネートドライバー
[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
カッレ・ロバンペラ (#69)
セバスチャン・オジエ (#17)
エルフィン・エバンス (#33)

[ヒョンデ・シェル・モビスWRT]
ティエリー・ヌービル(#11)
エサペッカ・ラッピ(#4)
ダニ・ソルド(#6)

[Mスポーツ・フォードWRT]
オィット・タナック(#8)
ピエール・ルイ・ルーベ(#7)

■2022年サファリ・ラリーケニア最終結果
1 K.ロバンペラ/J.ハルットゥネン(トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド) +3:40:24.9
2 E.エバンス/S.マーティン(トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド) +52.8
3 勝田貴元/A.ジョンストン(トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド) +1:42.7

■近年のウイナー
2022年 K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド)
2021年 S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)
2019年* B.チャージャー(三菱ランサーエボリューションX R4)
2018年* C.ツンド(三菱ランサーエボリューションX R4)
2017年* T.ラウッカネン(スバル・インプレッサWRX STI)
*WRC選手権外として開催



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