WRCサファリ:オィット・タナック「もう、スゴイとしか言えない」土曜日コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCサファリ:オィット・タナック「もう、スゴイとしか言えない」土曜日コメント集 

©M-SPORT

WRCサファリ・ラリーケニア、土曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。誰もが警戒していたSleeping Worrior、この日最後のステージとなったSS13は終盤セクションが大雨に見舞われ、ほぼ「0グリップ」の状態に。何度もワイドにラインを外しながらこのステージを走り切ったMスポーツ・フォードのオィット・タナックは、苦笑しながらサファリが与えた試練を賞賛した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■セバスチャン・オジエ/総合首位(=)

Toyota Gazoo Racing WRT

「午前中は本当に順調で、最初のステージでいい速さが出せた。終盤でパンクがあったので少しロスはしたけどね。このループは、そこから少し慎重に行った。特に最後のステージはこのラリーで一番ラフな部分だったし、すぐにどこかしらダメージを負ってしまうからね。午後はいい仕事ができたと思うし、最初の2本はできることをすべて尽くした。最後のステージは、大雨が降って道にたくさん水が残ったので、誰にとってもチャレンジングだった。このセクションは力を抜いて、とにかく走り切ることに努めた。一番重要なのは、この日を終えてまだ首位に立っているということ。カッレとの差はもうそれほど大きくはないが、明日はスムーズにフィニッシュして、またケニアでチームのためにいいリザルトが収められたら最高だね」

■カッレ・ロバンペラ/総合2番手(=)

Toyota Gazoo Racing WRT

「一日中、ビッグバトルだったし、ここで優勝争いを狙うのと、選手権ライバルに対して今のところ高ポイントを獲得できることとのバランスを見つけるのは楽ではなかった。セブ(オジエ)はすごくハードにプッシュしていたが、自分たちはスムーズにドライブしてラフな場所ではプッシュし過ぎない、というのがプランだった。午前最初のステージは、あまり果敢に攻めてはいなかったかもしれないが、自分たちはペースをキープしてトラブルを避け切ったのだと考えるようにした。最後のステージで雨が降り始めた時は、まさに道に残ることさえも試練だったが、ここでもタイム差をつけられたので、全体としてはいい一日。このポジションにつけて明日を迎えられるのは、チームにとってかなり特別。結構長いしタフな一日になるが、ポイント獲得が重要なので、クリーンに走り切るように努める」

■エルフィン・エバンス/総合3番手(=)

Toyota Gazoo Racing WRT

「チャレンジングな一日だったし、今朝の滑り出しは大変だった。マシンのフィーリングは1本目の最初のステージはよかったが、ウオータースプラッシュで水が入ってしまった。ベストのラインではなかったのかもしれない。それから、Sleeping Warriorでパンクしてしまったので、午前の間にかなりタイムをロスしてしまった。午後は、最初の2本はクリーンに走れたが、タカ(勝田貴元)がビッグプッシュをかけてきた。いい走りだったし、速かった。最後のステージのコンディションはひどくて、まったくグリップがなかったところもあったが、まずまずのタイムで走り切れた。明日も大きな課題が待っているが、すべて順調に進んでチームにこのままリザルトを持ち帰りたいね」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッド

■ダニ・ソルド/総合5番手(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「正直、本当にトリッキーなコンディションだった。最後のステージはまったくミスがなかったので、いいタイムを期待していた。大雨の中でプッシュしようとしていたが、氷の様にスリッパリーだった。このラリーをトラブルなしで走り切るように努めている。チームとしては不運もあったが、トラブルはこれでおしまいになることを願うよ。上位につけているマシンの速さは自分たちよりも一段上なので、彼らのペースと張りあうのは難しい。明日のステージは少し速度域が高くなり、今日とは性格も異なる。順位的にはどうにもできないかもしれないが、今日のようにとにかく生き残らなくてはならない」

■ティエリー・ヌービル/総合9番手(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「ワイルドな一日だったね。午前中はマディなセクションがあり、午後は大雨で水浸しになった。今日、自分たちが望んでいたのは、少しでも楽しむことだったと言わざるを得ないね。午前中はモチベーションがあまり高くなかったが、走り切るという目標に向けて速さをキープしていた。最後のステージでは終盤で雨が降ることを期待していたが、降り始めるのが5分早過ぎたね。かなり手こずって、マシンの中では苦笑していたよ。まだ8位も視野に入っているので、明日はそれを目指す。4分差で6ステージ、ハードにプッシュするよ」

■エサペッカ・ラッピ/SS11でデイリタイア
「午後最初のステージでデイリタイアしなくてはならなかったのは、すごく悔しい。加速のためにアクセルを踏んだら、大きな衝撃があった。マシンの下のどこかで、プロペラシャフトにヒビが入った感じだったので、前にあったジャンクションに突っ込んだ。今週に入るまでこのトラブルは発生したことはなく、明らかに何かがおかしいので、慎重に調査しなくてはならない。明日は経験を積んで、パワーステージでポイントを獲るチャンスが得られると思う。いい仕事をしていたと思うし、このラリーに向けて準備も万端だったし、ここまでいい内容だったが、結果につながらなかった」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合6番手(↑)
「とにかく一日を走り切れてうれしいよ。最後のステージは、もう、スゴイ。スゴイとしか言いようがない。スリックで氷上を走るより悪かったよ。明日のステージは、基本的にはそう悪くない。ショートのステージは少しラフだが、ほかのステージはまたサンディになる」

■ピエール・ルイ・ルーベ/総合7番手(↑)
「雨が降り始めたら、クレイジーだった。ゆっくり行ったけど、最後のコーナーでスピンしたよ! スペクテイターには喜んでもらえたかもしれないけど、あまり速い走りではなかったね」
(SS13後)



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