WRC第1戦ラリースウェーデンは2月13日(土)にデイ2が行なわれ、デイ1トップのミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)が首位を守った。
ヒルボネン、そしてフォードにとっては完璧ともいえる1日だった。デイ1で2番手セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)に6.2秒差をつけていたヒルボネンは、デイ2に入ると一時4.2秒差まで詰め寄られた。
コースは表層の雪がはけて凍ったグラベルが顔を出しはじめ、スタッドタイヤのピン脱落など摩耗が非常に激しい。どのタイミングで車載のスペアタイヤと交換するかが大きなポイントとなり、はやめの交換を敢行したヒルボネンが当たりくじをひいた。
対するローブは遅めのタイミングでの交換を決めたが、結果的に失敗。その遅れがヒルボネンとの差を広げる結果に。差は、16.6秒に拡大した。
3番手には、コースを外れて遅れたダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)をかわしたヤリ‐マティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRSWRC)が浮上。ただし、2番手ローブとの差は34.8秒とやや離れている。そして、雪でスタックしたソルドは4番手に順位を下げてしまった。
なお、デイ1で13番手と遅れたペター・ソルベルグ(シトロエンC4WRC)は、デイ2でもタイムが伸び悩むものの順位は9番手まで回復。スポット参戦のマーカス・グロンホルム(フォード・フォーカスRS WRC)は29番手とふるわないが、SS14ではベストタイムをマークした。
また、2007年のF1王者キミ・ライコネンは徐々にペースアップ。SS6番手タイムを刻むなど上り調子だが、コースアウトなどが響き総合順位は35番手となっている。