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WRCサファリ:鬼門のサファリ、アビテブール代表「頑張ってくれたエサペッカに申し訳ない」

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サファリ・ラリーケニアは、今回もヒョンデにとって厳しい展開となった。

前戦サルディニアで今季初勝利を1‐2フィニッシュでマークしたヒョンデだったが、このサファリでは、SS6でサスペンショントラブルによりティエリー・ヌービルがデイリタイアと、悪い流れが立ちこめてきた。風向きはヒョンデにとってさらに厳しいものとなり、SS11では、総合3番手につけていたエサペッカ・ラッピのヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドのプロペラシャフトのトラブルが発生したのだ。これで順調に走行を続けたのはダニ・ソルドのみとなったが、それでも、トップ4を独占したトヨタ勢に続く5位フィニッシュが精いっぱいだった。

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「非常に残念な結果となり、チーム全体が落胆している」とチーム代表のシリル・アビテブールはラリーを終えて厳しい表情を見せた。
「このイベントではこれまで強く戦えたことがなく、この週末も同じだった。残念ながら、今回のラリーでは対策済みだと思っていた弱点がいくつも露見した。特に、エサペッカのマシンに起きたプロペラシャフトのトラブルだ。彼はすごく頑張ってくれて、ポディウム圏内で戦う素晴らしいペースを見せてくれていたのに、本当に申し訳ない」

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「金曜日の午前は、2回のパンクでティエリーとエサペッカがタイムをロスした。ティエリーのサスペンショントラブルは、選手権争いにとって大きな痛手だ」

しかしラリー後にも悪い流れは続き、8位まで順位を戻してフィニッシュしたヌービルが失格裁定を受けるという、最悪の結末を迎えた。ヌービルの失格により、日曜日に再スタートしたラッピは順位をひとつ繰り上げて12位でのフィニッシュとなったが、それもささやかな慰めにしかならないだろう。
(Graham Lister)



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