今週開催されるWRC第8戦ラリーエストニア(グラベル)で、待望のラリー1マシンデビューを果たすテーム・スニネンだが、走行順が後方になることの利益は得にくいと考えている。
WRCクロアチアの事前テスト中の事故で急逝したクレイグ・ブリーンの後継として、ヒョンデのワークスドライバーに抜擢されたスニネンは、エストニアでは8台がエントリーしているラリー1勢の中で走行順が最も遅くなる。しかし、後方スタートによりアドバンテージが得られるのではという見方については、すでに否定している。
「エストニアは天気の予想がつきにくいし、ここのところ雨が降っているので、その状況が続けば走行順の影響はそれほど大きくならないはずだ」と語るスニネン。
「ドライのラリーになることを願っているよ。そうなれば、走行順はもっと重要になってくる」
「自分はこれまでのエストニアでいい走りを見せられてきたので、チームも自分にチャンスを与えてくれたのだと思う。自分の目標は、ステップバイステップでマシンを学び、徐々にペースを上げてチームのためにポイントを獲得することだ」
(Graham Lister)