7月23日(日)にフィニッシュを迎えたWRC第8戦ラリーエストニア(グラベル)。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが土曜日以降のすべてのステージを制する圧巻の走りで今季2勝目をマーク。エルフィン・エバンス/スコット・マーティンと勝田貴元/アーロン・ジョンストンは、それぞれ激しい順位争いを戦い抜いて4位、7位でフィニッシュした。この結果を受けて、次戦フィンランドではチーム代表代行を務めるトヨタ・ガズーレーシング・ワールドラリーチームの豊田章男会長がコメントを発表した。
(以下チームリリース)
WRC第8戦ラリーエストニア
豊田 章男 TGR-WRT会長コメント
カッレ、ヨンネ、優勝おめでとう! そして、ラリー・エストニア3連勝おめでとう! 2年前、20歳のカッレが最年少で優勝したのがエストニアでした。それまでの最年少記録はヤリ-マティの22歳。今22歳のカッレは既に10勝をあげています。最年少2桁勝利もおめでとう! また今度ドーナッツをプレゼントできたらと思います。
チームタイトルに向けたポイントをしっかり稼いでくれたエルフィンとスコットにも感謝です。また、貴元とアーロンは今回3台目のワークスとしての参戦でした。車両にトラブルを出してしまいチームとしては申し訳ないことをしましたが、ゴールまで着実にクルマを運んでくれたことがチームの強さに繋がりました。ありがとう。
私は東京ドームの都市対抗野球に、佐藤社長はエストニアのラリーの現場に、それぞれ足を運び、トヨタのアスリート達と共に戦う週末を過ごしました。いずれも勝つことができ、我々にとって本当に良い週末だったと思います。(野球は週明けにまだ2戦残っていますので引き続き一緒に戦いたいと思います。)
次戦は我々のホームタウン”フィンランドのユバスキュラ”でのラリーです。今回、ヤリ-マティにはドライバーに戻ってもらうようにお願いしました。そうすることで、私がチーム代表代行として現地に行かないといけなくなるからです(笑)。どのように私がチーム代表代行を務めれば良いか? 佐藤社長が今回のエストニアで手本を示してくれていました。佐藤社長は早朝のドライバーエンジニアミーティングに参加し、夜はメンテナンスが終わるまでサービスを離れず、ずっとチームとコミュニケーションを取り、寄り添いながら戦ってくれていたようです。チーム代表の時のヤリ-マティも、いつも朝早くサービスに行ってチームメンバーとのおはようの挨拶を欠かしません。フィンランドでは私もそれを真似してメンバーと沢山のコミュニケーションを取り、チームの力になれればと思っています。
ケニア、エストニアからの良い流れを次戦に繋げられるよう、私も万全の準備でフィンランドに向かいますので、チームの皆さん待っていてください。
勝つぞ! 勝つぞ! 勝つぞ!