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WRCセントラル・ヨーロッパのルートが決定、ドイツ・オーストリア・チェコの三国開催はプラハで開幕

©Central European Rally

WRC第12戦として10月26〜29日に開催されるセントラル・ヨーロッパラリー(ターマック)がルートを公開した。ドイツ、オーストリア、チェコの三国開催で、チェコの首都プラハで開幕を迎える。

現状、承認取得の作業中のためアイテナリーはまだ公開されていないが、全体の概要は明らかになった。また、ルートが決まったことにより、観戦チケットも発売を開始。デイチケットは金曜日と土曜日は45ユーロ(約7000円)、日曜日は35ユーロ(約5450円)からとなっている。

ラリーウイークは、23日月曜日から25日水曜日にレッキが行われる。シェイクダウンは、ドイツのパッサウ北部にあるドライブルゲンラント地方の3kmステージで行われ、その後、パッサウの南部コールブルックにあるイベント複合施設ドライレンダーハレに設置されるサービスパークに向かう。そこから、水曜日の夜に230kmの道のりを経てチェコの首都プラハに向かう。

街全体が世界遺産として登録されているプラハでは、26日木曜日の午後からスタートセレモニーが行われた後、短いスーパーSSが開幕ステージとして行われる。

金曜日のステージはチェコに設定。現在の計画では、南ボヘミアに3SSを2回ずつ走行する計130kmで構成を予定している。この日の注目は、ボヘミアの街クラトビに設定されるスーパーSS。大観衆の前で、ラリーカーがサーキットを2周する。またこのクラトビにはリグループやタイヤフィッティングゾーンも設置されるため、ファンはここでもラリーカーを観ることができる。

土曜日も3SSを2ループする構成だが、最初のステージは、ドイツのパッサウ郊外からドナウ川の支川であるイン川を渡り、オーストリアのミュンツキルヒェンの北西に位置する“3つの川の街”の東にある16kmのステージだ。Muhltalのステージもオーストリア国内となる。27kmのこのステージは、イベント最長となる。ループ最後のステージはドイツ国境に近い「Knaus Tabbert Bayerischer Wald」。バイエルンのノイライヒェナウとオーストリアのシュバルツェンベルク・アム・ベーマーバルトの間を走行する。

日曜日は2SSを2ループする約70kmとコンパクトな構成で、ドイツとオーストリアを走行。オーストリアのBohmerwaldは17kmほど。2本目の「Passauer Land」は、ドイツのブライテンベルクを走行する16kmで、2回目の走行はパワーステージに指定される。ポディウムセレモニーは、ドナウ川、イン川、イルツ川が合流する地点に近いパッサウの中心部にある市庁舎前で行われる。



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