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WRCフィンランド:勝田貴元「エストニアよりフィーリングはいい」

©TOYOTA

今週開催されるWRC第9戦ラリーフィンランドにワークスの3台目として臨む勝田貴元。同じくワークスノミネートされた前戦エストニアでは不完全燃焼な結果に終わってしまっただけに、この地元ラリーでは挽回を期したいところ。ラリー本番に向けて、意気込みを尋ねた。

──レッキでの状況を教えてください。
それほど激しくはなかったのですが、雨が降ったり止んだりでした。ただ、以前から雨が降り続いていることもあって、路面コンディションはかなり柔らかくなっているので、そのあたりがこれまでのフィンランドとどう変わってくるのかがカギになると思います。土曜日と日曜日に関してはそれほど心配していませんが、金曜日にどれだけ雨が降るかによると思います。

セクションによってはかなり滑りやすい感じですが、フィンランドの路面は脇にディッチがあって水が比較的すぐに乾きます。完全にドライにはならないと思いますが、比較的安定した状況になるのではないかと思います。ただ、2回目の走行ではコンディションに驚くことになるかもしれません。

本音ではドライで始まって、スターティングポジションが良いところでそのアドバンテージを使えたらいいのですが、そこは割り切って金曜日に良いポジションで戻ってこれるように、しっかり最初からプッシュしていかなければと思っています。

──ステージはいかがですか?
これまでよりもずっとハイスピードに感じます。昨年までは狭いセクションなどを加えて平均速度を落としていたのだと思いますが、今年はとても高速ですね。特にミュヒンパー(SS4/8)などは大きな変化になると思います。ハルットゥラ(SS5/9)は全員にとって新しく、多くのステージが新しいので難しくなるのではないかと思います。

──GRヤリス・ラリー1の変更点などはありますか?
大きなアップデートは施されていませんが、セットアップはよりハードです。僕にとってはこの方が自信が持てますし、こちらの方が好きですね。少なくともエストニアよりフィーリングはいいと思います。

──今回のラリーの抱負をお願いします。
もちろんエストニアよりも良いパフォーマンスを発揮することと、自分のホームラリーでもあるので、とにかく最後までクルマを運びながら、チームとしての仕事と、自分のパフォーマンスを発揮できるように全力で戦いたいと思います。
(Keiko Ito)



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