ニュージーランド南部のオタゴで開催される『ダンロップ・オタゴクラシックララリー』にピエロ・リアッティが参戦することが決まった。
リアッティはかつてスバル、ヒュンダイ、セアトワークスで活躍したイタリア人。91年のヨーロッパラリー選手権チャンピオンでもある。1997年のラリーモンテカルロで、スバル・インプレッサWRCのデビューウィンを飾ったドライバーとして記憶している人も多いことだろう。
コンビを組むのは、スバルワークス時代(1996〜98年)の相棒でもあるファブリツィア・ポンス。かつて彼女はミッシェル・ムートンとともにアウディ・クワトロのコクピットでWRCを戦い4勝を挙げている。
例年、このラリーはヨーロッパのドライバーを招聘することでも知られており、かつてはユハ・カンクネンやビヨルン・ワルデガルド、ハンヌ・ミッコラに加えミッシェル・ムートンも参戦したことがある。
リアッティが駆るのはフォード・エスコートRS1800。名機BDAエンジンの傑作だ。プリペアするのは地元のローセンデイル・ラリーチーム。オタゴラリーでは名の知られたチームだ。
2010年はSSが16カ所(すべてグラベル)、SS距離は265kmに設定され、総走行距離は780kmにもおよぶ予定だ。4月10〜11日にかけて開催される。