『2010年は絶対チャンピオン!』新井敏弘ショートインタビュー – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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『2010年は絶対チャンピオン!』新井敏弘ショートインタビュー

 

 2010年、PWRCに継続参戦が決定している新井敏弘。メキシコ、ニュージーランド、ドイツ、日本、フランス、イギリスの6戦にエントリーを表明している。具体的な時期は未定ながら、インプレッサWRX STI spec Cの公認取得・実戦投入が期待される今シーズンの抱負を東京オートサロン2010の会場で聞いた。

──今シーズンの参戦ラリーの選定の理由を教えてください。
「理由はいくつかある。まず、ニュージーとジャパンは相性がいいからエントリー。次に、フィンランドは慣れていないことと、地元のドライバーが圧倒的に速いから、やや厳しいのでパス。逆にスウェーデンはクルマのロジスティクスの問題でパスせざるを得なかった。ヨルダンは気温が55℃くらいになるらしいからパス(笑)」

──今シーズンはドイツ、フランスとターマックに出場しますね。
「PWRCでは今まで舗装路が設定されることが少なかったというのもあるけど、個人的には舗装は嫌いじゃない。昔もコルシカで3位(2003年)、ドイツで4位(2004年)に入っている。ヨーロッパラリー選手権のひとつだったツール・ド・ルクセンブルクでも勝ったし(2000年)。ルクセンブルクはベルギー、ドイツ、フランスと国境を接していて、道が似ている。ドイツとフランスを選んだ理由はそれもあるかな。ルクセンブルクとドイツのトリアーとはすぐ近くだし、フランスのアルザス地方だってそれほど離れているわけじゃないから」

──GRB型のインプレッサでターマックラリーは初参戦ですか?
「そう。まだ足まわりのセッティングも詰められていないから、どこかのタイミングでテストをしたいと思っている。3月にメキシコ、5月にニュージー。そのあと8月までラリーがないから、そのタイミングだろうね。後半戦は立て続けで忙しくなりそうだ」

──ホイールメーカー、ワークのブースにマシンが展示してありますね。
「実は今まで、ターマックラリー用の大径ホイールがなかったんだ。なぜって、ここ何年かは参戦していなかったからね。だけど、2010年にターマックに参戦することを伝えたら、すぐに開発してくれたんだよ(展示されていたターマック用のラリータイヤは225/650 18)」

──マシンの熟成具合はどうでしょう?
「この冬に、富士重工/STIのエンジニアの協力を得てテストを繰り返し、クルマがとても速くなった。規定で33mm径に広がったリストリクターのおかげもあるんだろうけど、1kmあたり0.5〜0.8秒は確実にスピードアップしている。 今シーズンの前半は時間的な余裕が少しあるので、しっかりとクルマを作って臨みたいと思っているよ」

──2010年シーズンの抱負を聞かせてください
「現在までのエントリーを見ると、エボXに乗るアルミンド・アラウジョとの一騎打ちになるんじゃないかな。サンデルもナッサーもいないしね。目標? もちろんシリーズチャンピオン。2勝以上を挙げて、コンスタントに表彰台を狙っていくよ」

 最後に今年の抱負を(なぜか年賀状に)書いてもらいました。このハガキを2名様にプレゼント! 他のドライバーのものもプレゼント予定ですので、詳しくは1月28日に発売されるWRC PLUS 2010 vol.01をご覧ください。



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