先日、ナッサー・アル‐アティヤが中東ラリー選手権(MERC)にフォード・フィエスタS2000で参戦することをお伝えしたが、世界選手権でもフィエスタS2000を使い、PWRCからSWRCへスイッチすることを明らかにした。
アル‐アティヤは2004年以来PWRCをスバル・インプレッサで戦い、2006年にはチャンピオンも獲得している。2009年シーズンは王座争いにもからみ、アルゼンチンとイタリアで勝利を飾った。しかしギリシャで車両違反(エンジン規定違反)が発覚、ポイントを落としてランキング3位でシーズンを終えている。
アル‐アティヤと彼のバルワ・ラリーチームは心機一転、新たなシリーズでチャンピオンを狙うこととなる。使用するマシンはフォード・フィエスタS2000、運営チームはこれまでと変わらずイギリスのオートテックが担当する。
現在南米で開催されているダカールラリーにフォルクスワーゲンのファクトリーチームから出場しているアル‐アティヤは、1月21日から7度目のタイトルを目指してMERCに参戦を開始する。SWRCプログラムは3月に開催されるラリーメキシコからの予定。コ・ドライバーは引き続きジョバンニ・ベルナッキーニが務めることとなる。