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ラリー北海道:モリゾウがGRヤリス・ラリー1、カンクネンがヤリスWRCでデモンストレーション走行

©Naoki Kobayashi

「北海道にWRCの風を感じてもらいたい」
そんなモリゾウの意気込みどおり、9月10日の陸別サーキットは熱く盛り上がった。

ラリー北海道の選手たちが2回目の走行を行なっていたお昼すぎ、TGRのサービステントに現れたモリゾウこと豊田章男トヨタ自動車会長は、すでに走行を終えていたJN1クラスに出場中のヤリ-マティ・ラトバラ、勝田範彦の両選手を激励。ラトバラから「ステージのロードコンディションは少し轍はあるけど、しっかり締まっていてそんなに悪くない。ウォータースプラッシュの直後はちょっとマディだけど、大丈夫だよ」とアドバイスを受けた後、ユハ・カンクネンとともにデモンストレーション走行に臨んだ。

ダストの残るなか果敢な走りを見せたモリゾウ / Naoki Kobayashi


カンクネンがヤリスWRC、モリゾウがGRヤリス・ラリー1に搭乗して、午後1時すぎに始まった走行は、2台が何度も陸別サーキットを往復して全日本ラリー選手権の各車とはひと味違った迫力の走りを披露。その後サプライズでコースサイドの観客席の前に停車してミニトークショーを展開した。

デモランを披露するユハ・カンクネン / Naoki Kobayashi


モリゾウが「世界チャンピオンのカンクネンさんと一緒に走れたことは本当に光栄だと思います」と語れば、カンクネンも「私も誇らしかったし。すごく楽しめた」と答えるなど、和やかなムードの中でファンとの交流を楽しんだ後、「ラリーの魅力は選手やメカニック、関係者、観客のみなさんの距離が近いこと」(モリゾウ)の言葉どおりに両ドライバーの即席サイン会も行われた。

モリゾウ、カンクネンのデモンストレーション走行は9月11日午前8時~8時半、池田町の旧清見ヶ丘公園野球場内を走行するSSS IKEDAでも実施される。

Naoki Kobayashi



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