WRCアクロポリス：ロバンペラ「戦闘力のあるマシンを用意してくれたチームに感謝」日曜日コメント集

WRCアクロポリス、ラリーフィニッシュ後の各ドライバーからのコメント（抜粋）。波乱の土曜日を受けてトップに立ったカッレ・ロバンペラが、ラリー順位とパワーステージの両方でトップを獲得。トヨタ勢は、昨年の厳しい結果からチームとしてアクロポリスでの1-2を達成したことへの進化について語っている。
（カッコ内は順位の前日比）

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド
■カッレ・ロバンペラ/総合優勝（=）
パワーステージ順位：1位
「このラリーはいつもトリッキーでタフだが、今回はレッキから大変だった。先頭走者としてラリーをスタートして、1位になれるとは思っていなかったから、30ポイント獲得できたのは素晴らしい。昨年のラリーではスタートからフィニッシュまで苦戦が続いたが、今年は先頭走者でありながら他の選手と戦えたので、戦闘力のあるマシンを用意してくれたチームには感謝している。土曜日は、この手のラリーで必要なマシンとタイヤを労ってトラブルを避けつつも、いい戦いができていた。そしてパワーステージでは、いつものように全力を尽くした。次のラリーでも集中して、同じように戦いたい」

■エルフィン・エバンス/総合2位（↑）
パワーステージ順位：2位

「浮き沈みの激しい週末だった。土曜日のラジエターのダメージで1分以上ロスしたが、こうして2位でラリーを終えられたのはラッキーだ。ダニ（ソルド）のプレッシャーは最終ステージまでずっと続いていたので、パワーステージポイントを獲得したうえでの2位は大きい。カッレが強かったこともあり、チャンピオン争いを考えると完璧な週末だったとは言えないが、彼を祝福しつつも、次からも全力で戦っていく。昨年の状況から、今年はこのような結果を残し大きな前進を果たしたチームの功績を称えたい」

■セバスチャン・オジエ/総合10位

「望んだ結果は得られなかったが、そういう時もある。タフなラリーでは運という要素も必要になるが、昨日、トラブルの蓄積によってリタイアとなってしまった。パワーステージでは出走順が早かったため、ベストを尽くしたがうまくはいかなかった。良かった点としては、週末を通してのパフォーマンスが良かったことで、自分たちは結果に結びつかなかったが、チームは総合順位とパワーステージで1-2を達成し、両タイトルの争いにとって良い展開となった」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド
■ダニ・ソルド/総合3位（↓）
パワーステージ順位：4位

「ファイナルステージでは全力を尽くしたものの、ラリー中に不運に見舞われていたエルフィンが、非常に良いドライビングをした。この週末のパフォーマンスには満足はいかないが、なんとか3位でフィニッシュできた。今日について言えば、全力でアタックでき非常に楽しめた。こうした機会を与えてくれたチームに感謝したい。彼らは常にマシン改良のために努力を続けていて、より良い結果を残せるようにしてくれているので、自分も努力を続けていきたい」

■エサペッカ・ラッピ/総合5位（=）
パワーステージ順位：5位

「ラリーを無事に終えられてホッとしている。最終ステージでは、アグレッシブに攻めて楽しむことができたが、攻めすぎてタイムをいくらか落としてしまった。トラブルが起こった最初の2日間と比べて、トラブルフリーの今日は楽しんでドライブできたが、我々の週末ではなかった。次はうまくいくと思う」

■ティエリー・ヌービル/総合20位

「昨日は、タイヤ戦略もうまくいきマシンも良く、ラリーをコントロールしながらリードしていたが、運に見放された週末となってしまった。すべてが上手くいっていたが、サスペンションのトラブルで勝利を逃してしまった。マシンの感触はいいので、ドライビングを楽しんでフィニッシュできたことはポジティブだ。もしかしたらここでタイトルへの可能性が途絶えてしまうことになるのかもしれないが、シーズン残りのイベントでの勝利を目指す」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1
■オィット・タナック/総合4位（=）
パワーステージ順位：3位

「ギリシャ全体、そして大会主催者にとって大変な時期にもかかわらず、こうしてイベントが行われたことは多大な苦労があったと思うし、とても印象的だ。ラリーに関して言えば、目まぐるしく変化する天候によって、すべてが変わる。個人的には好きなイベントのひとつで、ステージは素晴らしく、言われているほどラフではない。コースは広く良い流れでドライブできるので、楽しめるステージだった」

■ピエール-ルイ・ルーベ/SS2でラリーリタイア