WRCチリ:ヒョンデはテーム・スニネンが3度目のラリー1車両で参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCチリ:ヒョンデはテーム・スニネンが3度目のラリー1車両で参戦

©Hyundai Motorsport GmbH

今週開催されるWRCラリーチリ(グラベル)に、ヒョンデはティエリー・ヌービル、エサペッカ・ラッピに加えてテーム・スニネンをヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドのドライバーとしてエントリーする。スニネンのラリー1マシンでの参戦は、エストニア、フィランドに続いて3度目。今季最後のグラベルラリーでの奮闘を誓う。

チリでのWRCラウンド開催は、2019年に続いてこれが2回目。ヌービル、ラッピ、スニネンはそれぞれ、この時の大会に参戦している。しかし、今回はルートのほとんどが変更され、総ステージ走行距離は321.06kmと延長。さらに金曜日最初のステージは、夜明け後まもなくのスタートと、タフな構成となっている。

ヌービルのコ・ドライバー、マルティン・ウィダグにとっては、初めてのチリ参戦となる。
「ラリーチリはこれまでに1度しか開催されたことがなく、今回は新しいステージがたくさんあるので、前回の経験は準備にはあまり役に立たない」とヌービル。
「だから、レッキが非常に重要になる。前回のチリは大クラッシュをしてしまって自分的にはかなり厳しい内容だったが、今年はいいラリーをしてポディウムに上がることが目標。そのためには、安定感のある走りとマシンのフィーリングがいいこと、道に合わせたセッティングを煮詰めることが必要になる。そのすべてが揃えば速いことは間違いない」

前戦アクロポリスでは、頻発するトラブルに苦戦し5位に留まったラッピ。チリではポディウムに上がることを目指す。
「チリに向けての準備としてまず2019年に参戦した時のオンボード動画を観てみるが、今年は新しいステージがたくさんある。異なるコンディションでの路面の変化や、マシンのフィーリングがどんな感じだったか、思い出してみようとも思っている」とラッピ。
「テクニカルなセクションもあるが、全体としては速度域の高いラリーで、エストニアやフィンランドのようなところもある。でも、グリップレベルは、チリではそれほど高くない。すごくラフなラリーというわけでもないので、マシンを労ることにはそれほど気を配る必要はないが、速く走るためには自信を持てなくてはならない。いつもどおり、目指すのはポディウムの上でフィニッシュすることだ」

初めてのラリー1マシンでの参戦2戦では、安定してパフォーマンスを披露したスニネン。同じグラベルラリーでの今回も期待がかかる。
「今回はほとんどのステージが新しいので、準備も異なる。レッキでいいペースノートを作ることが成功の鍵となる」とスニネン。
「通常、チリの道は速いが、エストニアやフィンランドよりも少しテクニカルなので、あの2戦よりも速度域は低くなると予想している。路面はかなりスムーズなので、マシンの持ちについてはあまり考える必要はなく、スタートからフィニッシュまで、ひたすら限界までプッシュすることができる。自分たちは、純粋に自分たちのことだけに集中して、フィンランドで見せたようなペースから成長して、できる限り上位でフィニッシュすることを目指す」



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