10月8日(日)、「第1回ラリーファンミーティング」が富士スピードウェイで多くのファンを集め開催された。
このイベントではラリーカーのベース車両オーナーズミーティングや、ラリードライバーによるトークショー、チューニングパーツの展示販売ブース、特設パイロンコースを使用した同乗走行など様々なコンテンツが用意された。集まったファンは選手にサインを求めたり、クルマ談義に花を咲かせたり。また、スバル・ワールドラリーチームやシトロエン・レーシングのジャケットを着用して参加するファンも多く、思い思いのスタイルで会場の雰囲気を楽しんでいた。
トークショーに登場したのは新井敏弘。2回目が行われた午後には村田康介も加わり、MCのピエール北川、アシスタントの梅本まどかとともに、競技のウラ話やラリー観戦の楽しみ方、ドライバーとコ・ドライバーの関係性など様々な話題に言及。息のピッタリ合った軽妙なトークに、集まった観客からは大きな笑いも起こっていた。また、ラリージャパンのシルバースポンサーでもあるKDDIからは、XR技術でラリーを楽しむ新たな取り組みについての発表も行われた。
同乗走行は新井・川名賢・村田に加え、全日本ラリーに参戦する兼松由奈も加わった4台で実施された。参加者はじゃんけん大会を通過した幸運の持ち主で、午前・午後合わせて60名以上がコ・ドライバーズシートで豪快な走りを堪能した。新井は新型のWRX S4ではなくVAB型WRX STIで走行、川名は来週の全日本ラリーに参戦するGRヤリスそのもので登場し、村田はラリージャパン参戦向けに制作されたGRヤリスでドライビングを披露した。
イベントの締めとなるクロージングトークでは、同乗走行を行ったドライバー4人とピエール北川、梅本まどかが登壇。来週に迫った全日本ラリー選手権最終戦やラリージャパンへの抱負を語り、お開きとなった。なお主催者は、来年には第2回の開催も視野に入れているとのことだ。