ラリーポーランド、2024年のWRCカレンダー入りがほぼ確実に – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ラリーポーランド、2024年のWRCカレンダー入りがほぼ確実に

©@World / Red Bull Content Pool

ラリーポーランド(グラベル)が、2024年のWRCに電撃復帰することがほぼ確実となってきた。イベント主催者が、首都ワルシャワでのメディアローンチで発表した。正式な決定は、10月19日に開催されるワールドモータースポーツカウンシルでの承認を受けてからとなるが、開催80回目となる大会に向けての作業がすでに進んでいる。

湖水地方の観光名所、ミコワイキを拠点とするラリーポーランドがWRCラウンドとして開催されるのは2017年以来。この時はティエリー・ヌービルが優勝、ヘイデン・パッドン、セバスチャン・オジエがポディウムに並んだ。

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「ラリーポーランドをWRCに復帰させることを常に目標にしてきた」と語るのはポーランドのASNのボス、ミハウ・シコラ。
「ポーランド自動車・オートバイ連盟の努力が実を結んだのだから、満足し誇りに思う。FIAの報告書で確認された最高レベルのラリー運営と、タイトルスポンサーであり信頼できる長期的なパートナーであるオーレンとの非常にいい協力のおかげで、実現することができた」

さらにシコラは「2005年からラリーを主催し、大規模なスポーツイベントの開催において卓越した能力を発揮しているミコワイキからの貴重な援助も、常に頼もしい存在だ。このラリーがWRCに復帰することは、いつもミコワイキにたくさん集まってくれるファンにとって、夢が実現するようなもの。カッレ・ロバンペラ、セバスチャン・オジエ、オィット・タナック、ティエリー・ヌービル、エルフィン・エバンス、さらにポーランドのトップドライバーといったラリーのスターたちを観戦するために、特別に用意した安全な観戦ゾーンで観客を迎える。イベントの準備は、すでに始まっている。このラリーの80回目の開催を記念して、誰にとっても独特なものになる」

ラリーポーランドはWRCが創設された1973年にWRCのラウンドとなり、今年の5月にはERC第3セントして開催された。2021年からは石油会社のオーレンがイベントのスポンサーを務めている。同社は、ポーランド出身のWRC2ドライバー、カエタン・カエタノビッチとミコ・マルチェクも支援している。

2024年のWRCは全13戦で構成される見込みだが、ポーランドの会期がどこになるのかは、明らかになっていない。
(Graham Lister)



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