オーストラリア選手権第5戦アデレード・ヒルズラリーが開催され、トヨタ・ガズーレーシング・オーストラリア(TGRA)ラリーチームから参戦したルイス、ハリーのベイツ兄弟(トヨタGRヤリスAP4)が1‐2フィニッシュ。この結果、チームは最終戦を残して今季のマニュファクチャラーズタイトル獲得を決めた。ルイス・ベイツとコ・ドライバーのアンソニー・マクローリンは、僅差で兄であるハリーとコーラル・テイラー組を抑えて優勝を飾った。
ドライバーズ選手権では、現チャンピオンであるルイスがハリーに23ポイント差をつけて首位に立っており、11月18日〜19日にキャンベラで開催される最終戦で決戦を迎える。
トヨタ・オーストラリアのチームマーケティングオフィサー、ビン・ナイドゥーは、チームを運営するニール・ベイツ・モータースポーツとクルー陣への感謝を示し、「GRヤリスAP4は選手権を制することのできるマシンであると常に自信を持っており、ニール・ベイツ率いるチームが序盤から素晴らしい基盤を築いて見事なラリーマシンに仕上げてくれた」と語った。
「チームのみんなに感謝したい。特にルイス、ハリー、アンソニー、そしてコーラルは、たくさんの勝利をもたらして、2023年のARCマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献してくれた。そして、まさに昨年のように、今季も最終戦のキャンベラで、2クルーがドライバーズ、コ・ドライバーズのタイトルを争うスリリングなバトルを楽しみにしている」
チームは2018年にトヨタ・ヤリスAP4、2021年にはGRヤリスAP4を選手権に投入した。この間、COVID-19の感染流行によりタイトルが成立しなかった2020年、2021年を除き、2019年、2022年、2023年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得したことになる。