現在はWRCの第一線から身を退いているルイス・モヤ。2009年はヌペル・ラリーチームを率いてスペインの国内選手権に出場していたが、本格的なジュニア向けのラリースクールを立ち上げる準備が整ったようだ。現在のエース、セルジオ・バレホ(ポルシェ911)は1967年生まれの42歳。そろそろ後継を考えなければならない時期だ。
ルイス・モヤ・ラリースクールの場所は、スペイン北西部の街ルーゴ。ジュニア向けのプログラムは6歳から参加することができ、最新のカリキュラムで英才教育が施される。また2010年の3月には、ルーゴの東北に位置するパストリサのカートコースだけでなく、より市街地に近い場所にレクチャールームやシミュレーターを備えた広大な施設を計画している。
「僕は、世界ってのはもともと不公平にできているものだと思っている。だからこそ、我々は子供たちに世界標準でものを見ることを教え、英語でしゃべることを教えなければならない。僕がこれまで培ってきた経験を、そういったことに活かせると思うんだ」と、ルイス・モヤは展望を語る。
この計画は2010年1月の半ばには公式に発表される見通しだ。