Mスポーツ・フォードのピエール・ルイ・ルーベが、WRCラリーチリの後にニコラ・ジルスールとのコンビを解消し、今週のセントラルヨーロピアンラリー(ターマック)では、今季のWRC参戦で3人目のコ・ドライバーを迎えることになった。
コルシカ出身のルーベは、今季はバンサン・ランデとシーズンをスタート。その後、ベルギー出身のニコラ・ジルスールとタッグを組んだが、前戦のチリではクラッシュ。今週のセントラルヨーロピアンでは、バンジャマン・ベイヤをコ・ドライバーに迎える。
フランス出身、45歳のベイヤは、2022年のWRCではセバスチャン・オジエのスポット参戦でコ・ドライバーを務めており、WRCスペインでは自身初のWRC勝利をマークした。オジエはこの後、22年最終戦のラリージャパンでコ・ドライバーをランデに変更している。
先週、チェコでWRCセントラルヨーロピアン向けのテストを行ったルーベは「テストは良かった。晴天に恵まれたし、フィーリングも良かった。リザルトのことはあまり考えないようにしたい。新しいコ・ドライバーと組むので、とにかくいいラリーにしたいね。バンジャマンと組んでラリーに出るのは初めてなので、自信を築きながら、普通にラリーをしたい」と語っている。
(Graham Lister)