WRCセントラルヨーロピアン:エバンス「カッレの速さについていけなかった」金曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCセントラルヨーロピアン:エバンス「カッレの速さについていけなかった」金曜日コメント集

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCセントラルヨーロピアンラリー、金曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。トヨタのチームメイト、カッレ・ロバンペラと一騎打ちでドライバーズタイトルを争うエルフィン・エバンス。決戦を最終戦まで持ちこむためには少なくともロバンペラより上位でのフィニッシュが求められるが、トリッキーなコンディションとなったこの日にすでに40秒以上の大差をつけられ、現王者の速さを率直に認めた。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■カッレ・ロバンペラ/総合首位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日のコンディションはとてもタフで、特に午前の最初の2本は大変だった。すごく雨が降ってたくさん水が溜まっていて、自分たちは走行順がトップだったのに、すでに道にはダートがかなり出ていた。かなりのチャレンジだったが、それでもかなりいいタイムが出せたと思う。午後も泥がたくさん出ていたので、走行順の点で言えばコンディションはよりイコールになった。少しペースを落としてとにかく安全にいったが、それでも真ん中のステージでは後続との差を広げることができたので満足していいと思う。明日の走行順はラリー1勢の最後になるので、もしまた雨になれば大変なチャレンジングになるだろう。とにかく集中を保って、ミスを避けなくてはならない」

■エルフィン・エバンス/総合3番手(↑)
「夜の間にかなり雨が降って朝まで続いたので、かなり難しいフルウエットのコンディションになった。泥もかなりの量が掻き出されていたので、異なるグリップレベルの判断は簡単ではなかった。午後の2ループ目もタフで、泥が多くコンディションの変化も多かった。少し乾き始めたことでタイヤが動き出してより難しくなったし、それから最後のステージではまた小雨が降り始めた。今日を終えての順位は願っていたものではなかったが、カッレは今日、素晴らしい走りをしていたので、彼の速さに太刀打ちできなかった。かなり差が大きいが、自分たちはできる限りを尽くし続ける。このようなラリーでは、誰にとっても何が起こるか分からないので、とにかく戦い続けなくてはならない」

■勝田貴元/総合5番手(↑)
*マニュファクチャラーズ選手権外

Toyota Gazoo Racing WRT

「このようなコンディションは想定していましたし、一日を走り切れたのが一番。コンディションがどんどん変化していったので、とても難しかったです。天気も予想しにくかったので、さらに大変でした。どれくらいのペースでいけるのか、判断が難しかったです。ストレスのたまる一日でしたが、とにかく走り切りました。自分のことに専念して、自分を成長させてドライビングやペースを改善することだけを考えています。明日も、カットが多く夜のステージもあるので、難しい一日になると思います。ステージの性格は今日ほどはトリッキーではないと思っているのですが、イン側からたくさん掻き出されてくるものがあると思うので、面白くなりそうですね」

■セバスチャン・オジエ/総合6番手(↓)
「願っていたような日にはならなかった。午前から、あっという間に流れが狂ってしまった。その場の勢いでつい過剰に反応してしまい、タイヤのせいにしてしまい申し訳ない。結局、問題はホイールのリムが割れてしまったことで、そのためにタイヤから空気が抜けてしまった。泥だらけのすごくナローなセクションで、自分には見えなかったが岩があったようだ。あのようなコンディションではラインに沿って走るしかなく、ほかにできることはなかった。ホイールを傷めたドライバーはたくさんいたと思うが、自分たちの場合は不運にも空気が抜けてしまった。1日の滑り出しとしてはキツい出来事だった。その後は一貫性のある走りに努め、大きなリスクは冒さなかった。体調不良もあって100%の状態ではなかったし、自分たちの走行順ではベストタイムを出すのは難しかった。とにかくマシンを無事に戻すことに努めた。明日はもっといい一日にすることを目指す」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッド

■ティエリー・ヌービル/総合2番手(↓)

Hyundai Motorsport GmbH

「チャレンジングな一日だった。自分たちの走行順はあまりよくなく、今日はよりクリーンな状態で走れたアドバンテージを活かしたカッレに対して、少しずつタイムをロスした。戦い続け、自分たちのパッケージの中でできることをして結果的に2番手につけているのだから、そう悪くない。予想していた以上に泥が多く、午前中はセッティングが固すぎた。アグレッシブにしすぎたので、そのまま一日を過ごさなくてはならなかった。明日は、また模索の一日になる。すべてがまったく新しいものになるし、コンディションがもっと安定してくれることを願うよ。夜の間に変更を行うので、それがうまくいくといいね」

■テーム・スニネン/総合7番手(↓)

Hyundai Motorsport GmbH

「超トリッキーな一日だったとしか言えないね。雨がかなりたくさん降って、カットできる場所が信じられないほどスリッパリーな場所もあった。ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドでこのようなコンディションを走ったことがなかったので、たくさん調整したが、マシンにはかなり満足。特に午後はよかった。道のコンディションは一台ごとに悪くなっていたと思うが、これもゲームの一部。明日は大仕事が待っている。オジエとの差は3秒なので、彼がどのような走りをするかだが、自分は自分のことに専念して前に進むことを考えた方がいいと思っている。明日のステージはもっとシンプルだと予想しているが、今日、目の当たりにしたように、いずれにしても難しくなるだろうね」

■エサペッカ・ラッピ/SS5でラリーリタイア

@World / Red Bull Content Pool

「今シーズンで、最大のガッカリのひとつだ。今日はすごく自信を感じていた。このマシンで走るターマックでは、最高の一日だった。ブレーキが新しくなって格段にフィーリングがよくなり、ダーティなコンディションですごく助けられた。ごく自然に、いいタイムを出せていた。グラベルクルーはすごくいい仕事をしてくれて、自分たちが走る状態を的確に予想してくれたので、ここでは攻められると確信できた場所で思い切りいけた。残念ながらSS5で、おそらくだが、道の縁に近づきすぎて右リヤが泥に乗ったのだと思う。ブレーキで、すぐにリヤのコンロトールを失った。木があったので逃げられる場所がなく、そこでゲームオーバーだ」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合4番手(↓)

M-SPORT

「午前は明らかにかなり苦戦していたが、少しずつ良くなり天気も回復してきたので、すべてがいい方に流れてきた。そこから、まずまずのペースが出せるようになっていき、何かがつかめるようになってきた。最後のステージでは、ギヤシフトのレバーがふたつに割れて使えなくなったが、前にも起きたことがあるので経験済みだった。明日のステージは、もっとオープンでジャンクションが多く、それでもかなりカットが多いと思う。天気がどうなるかだ。ウエットのままなら、かなりダーティになるだろう」

■ピエール‐ルイ・ルーベ/総合20番手
「最初のブレーキでフロントが完全にロックした。あんなにスリッパリーだとは思っていなかったので、そのままサイドに直進した。タイヤ交換を交換する時は道具が泥だらけになっていて、すぐに交換作業に取りかかることができなかった」
(SS8後のコメント)



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