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WRCセントラルヨーロピアン:WRC2はニコラ・シャミンが初優勝、アンドレアス・ミケルセンがタイトルを奪還

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WRC第12戦セントラルヨーロピアンラリー(ターマック)のWRC2はニコラ・シャミン(シュコダ・ファビアRSラリー2)が初優勝を飾った。一方、選手権リーダーのアンドレアス・ミケルセン(ファビアRSラリー2)は、シャミンに13分近く遅れての部門13位でのフィニッシュに終わったが、パワーステージでベストタイムをマークし、ボーナスポイントを獲得したことでタイトルを確定させるという劇的な幕切れとなった。

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ワークスドライバーも務めてきたミケルセンだが、キャリアの中でもこれほどの展開はなかっただろう。ミケルセンは27日金曜日の午前にコースオフを喫し、10分近くをロスしてしまう。しかし、タイトルを争うヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)が木にヒットしたことで、現実的にミケルセンのタイトル決定をセントラルヨーロピアンで阻止できるのはガス・グリーンスミス(ファビアRSラリー2)のみとなった。

しかし、グリーンスミス自身もラリーでは苦戦を強いられ、デイ1でパンクに見舞われたことで、部門4位でのフィニッシュが精いっぱい。さらに、パワーステージでトップ3タイムまでに与えられるボーナスポイントも取りこぼしてしまった。一方、ミケルセンはパワーステージでベストタイムをたたき出して、最大ボーナスポイント3を獲得。これで、選手権ポイントは111とグリーンスミスと並んだ。

しかしミケルセンは、ポイントノミネートの参戦を一戦残している一方で、グリーンスミスはこのセントラルヨーロピアンが最後の参戦。ここまでシーズン2勝に留まったグリーンスミスに対し、ミケルセンは3勝と勝利数で上まわっていることから、2021年以来となるWRC2タイトル獲得が確定した。

「パワーステージでは、失うものは何もないと考えて挑んだ」とミケルセン。
「勝つか失うか、まさに全開で攻めたが、あのステージではすべてが完璧に進んだ。これでタイトル確定に届いて、本当にうれしいよ!」

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部門の優勝争いでは、長くリードに立っていたエミル・リンドホルム(ヒョンデi20Nラリー2)が、土曜日にオルタネーターのトラブルでリタイアしたことで、シャミンが首位に浮上。そのまま2番手のエリック・カイス(ファビアRSラリー2)を引き離し、32.7秒差をつけてWRC2初優勝を飾った。

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WRCセントラルヨーロピアン WRC2部門最終結果
1 N.シャミン(シュコダ・ファビアRSラリー2) 3:04:33.0
2 E.カイス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +32.7
3 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +2:06.9
4 G.グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +3:01.6
5 M.マルチェク(シュコダ・ファビアRSラリー2) +3:34.5
6 N.グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +3:59.0
7 S.ワグナー(シュコダ・ファビアRSラリー2) +4:31.1
8 A.ブレジック(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +5:22.0

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