11月16日に開幕するWRC最終戦ラリージャパン(ターマック)、WRC2で多数参戦するシュコダ勢は、今季のタイトルを決めたアンドレアス・ミケルセンと、元F1ドライバーで全日本ラリー選手権2連覇のヘイキ・コバライネンに注目が集まっている。
前戦セントラルヨーロピアンでの結果により、WRC2ドライバーズとWRC2チームズのタイトルはそれぞれ、アンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビアRSラリー2)とトクスポーツが獲得を決めている。このジャパンでは、楽しんで走ることに集中できるミケルセンは
「今季は素晴らしいシーズンになった。タイトル争いは激戦だった」とコメント。
「シュコダ・ファビアRSラリー2は、舗装ラリーに完璧にフィットする。自分の明確なゴールは、今季4勝目をマークすることだ」
一方、WRC2チャレンジャーは、カエタン・カエタノビッチ、ニコライ・グリアジン、現在首位に立っているサミ・パヤリ、いずれもファビアRSラリー2を駆る3人が、このジャパンで決戦を迎えることになる。
一方、今年も全日本チャンピオンとしてラリージャパンに挑むコバライネンは、2007年にF1デビュー、2015年から日本でSUPER GTに参戦し、全日本ラリーでは最高峰カテゴリーのJN-1にステップアップした2022年、23年と連続してタイトルを獲得している。昨年のラリージャパンでは、ポディウムまであと1歩となるWRC2の4位でフィニッシュ。今季は母国フィンランドのラリー選手権でも経験を積んでおり、ジャパンでは昨年以上のリザルトを目指す。