2009年WRCランキング2位のミッコ・ヒルボネンは、同じフィンランド出身のキミ・ライコネンが来年WRCに参戦する場合、デビューイヤーから成功を収めるのは難しいだろうと述べた。
今季末でフェラーリから離脱したライコネンは、以前からWRC参戦に関心を示しており、シトロエンと2010年の契約間近との見方も出ている。
ライコネンのマネージャー、スティーブ・ロバートソンは、ライコネンは1年F1を休んだ後、2011年には復帰する可能性もあると示唆している。しかしそれができるのかどうか疑わしいという意見も多く、4度の世界チャンピオン、アラン・プロストは、ライコネンは“酒とパーティー好きでちょっと怠け者”であると指摘し、彼が1年の休みをとった後にF1にカムバックするのは難しいだろうと警告している。
一方、ヒルボネンは、ライコネンはWRCで成功を収めるには必死に努力しなければならないと述べている。
「キミは速いから、ドライビング上は全く問題ない」とヒルボネンは、フィンランドのウェブサイトSportti.comにおいてコメントした。
「でもペースノートに従って走るための準備をしなければならず、これは彼にとっては難しいだろう」
「僕らWRCドライバーはかなりの経験を積んでいる。でもキミはほぼすべてのラリーが初体験になる。少なくとも最初のシーズンにキミが成功するとは想像しがたい」