ロバート・クビカが、シチリアン・ラリー・タオルミーナ-メッシーナに参戦、クラッシュでリタイアという結果に終わったものの、初日はクラストップに立つ活躍を見せた。
DPモータースポーツのルノー・クリオR3でラリーに参加したクビカは、初日を8位で終え、R3Cクラス首位に立ち、速さを見せつけた。しかし2日目朝のSS3で、クビカはウォールにクラッシュし、マシンの右フロントに修復不可能なダメージを負い、リタイアすることになった。
それでもクビカは、今回のラリー出場は楽しかったと述べ、体力的にも問題はなかったと自信を見せた。
「慣れているからね」というクビカのコメントをWRC公式サイトが伝えている。
「F1とは違うかもしれないけど、皆アスリートであることに変わりはない。僕はテストが好きだし、皆とても歓迎してくれた。(初日は)あまり攻めた走りをしなかった。マシンを走らせることを学ぼうとしたんだ。唯一僕にとって未知だったのは、ペースノートだ。こういう走り方に慣れたいね。聞くことを学ぶ必要がある」
クビカは27日にはサン・マキシムで行われるフランス国内選手権ラリー・ドゥ・バールにクリオで参戦する。このイベントにはWRC王者セバスチャン・ローブが妻セベリーヌをコ・ドライバーとしてシトロエンC4 WRCで出場する予定となっている。