今年で中国ラリー選手権参戦2年目となる畑野賢明（まさあき）が、11月13日から16日にかけて開催される中国ラリー選手権第4戦 龍遊（全5戦）に参戦する。
アジアパシフィックラリー選手権最終戦（全7戦）との併催となる第4戦 龍遊は、中国最大の都市である上海市の南西約500kmに位置し、ラリーはその山中を中心にした地域で行われる。走行距離は16のSS（通常の中国ラリー選手権の1.5倍近い距離となる220.7km、1820mのスーパーSSを含む）とリエゾン（移動区間）を合計し合計750.1kmとなる。
コースはSS中に狭い住宅地やガードレールのない山岳路が多数ある上に、土質も軟質であるため雨が降った場合には非常に滑りやすくなるなど、ドライバーには常に繊細なドライビングが要求される設定。さらに今回のラリーはアジアパシフィックラリー選手権との併催になるため100台近い参加台数が見込まれていることに加え、スーパーSSを除いた各SSは3回づつ使用されるため、出走順等によるコースコンディションの変化も勝負の行方に影響するだろう。
また、6月の開幕戦 南京（ナンキン）から開始した株式会社アジアネットワークスの協力によるカーボンオフセットの取り組みも継続する。今回のラリーの走行距離は750.1kmとなるので、1125.15kgの二酸化炭素削減を目標とし、地球環境とモータースポーツの共存を引き続き目指していく。
